テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、
ダニエル太郎(日本)は第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)に3-6, 2-6, 6-7 (1-7)のストレートで敗れ、同大会初出場で予選を勝ち進み本戦出場を決めたダニエル太郎は2回戦進出を逃した。
この試合、ダニエル太郎はストローク戦に持ち込みポイントを獲得し、ラオニチはビッグサーブ、サービスからダニエル太郎を崩しポイントを獲得するという展開となり、ダニエル太郎は第1セット第9ゲームの1ポイント目までラオニチのサービスゲームでポイントを取れず、ブレークチャンスが訪れず、第8ゲームでラオニチの回り込んだフォアのアプローチショットが決まりブレークを許す。
第2セット、ダニエル太郎は第4ゲームから5ゲーム連取されるも、第8ゲームで初めてブレークチャンスが訪れるも活かせず、このゲームをラオニチがキープし第2セットも落とす。
第3セットもダニエル太郎は先にブレークを許す展開となるが、第10ゲームで初めてラオニチからブレークに成功する。
その後、両者サービスキープしタイブレークに突入するとダニエル太郎は1ポイント目でフォアハンドをネットにかけ、ラオニチのリードで進むと第4ポイント目もミニブレークを許し、マッチポイントの8ポイント目をラオニチがフォアハンドのウィナーを決め1時間55分で敗れた。
両者は初対戦となり、勝利したラオニチは2回戦で
B・ベッカー(ドイツ)を2-6, 4-6, 2-6で下した
P・ゴヨブジク(ドイツ)と対戦する。
ダニエル太郎は今年の全豪オープンからグランドスラムの予選に出場するようになり、全豪オープン予選では3回戦、全仏オープン予選は1回戦、ウィンブルドン予選では1回戦敗退としていたが全米オープンで予選を突破し、初の本戦出場を決めた。
またダニエル太郎のほかに日本勢から本戦に出場しているのは第10シードの
錦織圭(日本)、
伊藤竜馬(日本)、
西岡良仁(日本)の4選手が出場している。
《ダニエル太郎 GS初の本戦出場の記事はこちら》
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