テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間1日(現地6月30日)、男子シングルス1回戦が行われ、第24シードの
S・チチパス(ギリシャ)は予選勝者で世界ランク113位のV・ロワイエ(フランス)と対戦したが、3-6, 2-6とした時点で背中の負傷により棄権を表明。2021年大会以来となる4年ぶりの初戦敗退となった。
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E・ルースブオリ(フィンランド)に敗れていた。
そのチチパスは2023年の11月に行われたNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)で負傷により途中棄権して以降、けがに悩まされるキャリアを送っており、今回の棄権は背中の痛みによるものだと明かした。
「言葉でうまく表現するのは難しいね。僕は最近、多くの戦いを抱えているんだ。このような状況に置かれている自分を直視するのはつらいよ。僕が絶対に嫌なことのひとつは、棄権したり、試合を止めたりすることだ。でも、数年前にトリノで開催されたNitto ATPファイナルズ以来、こんな状況に何度か陥ってきた。だから、本当にわからないんだ。答えがないままなんだ。あらゆることを試してきた。フィットネスでは信じられないほど頑張ってきた。理学療法もしっかりやってきたし、できることはすべてやってきた。今はただ、答えが見つからない。どうしたらいいのかわからないんだ」
「おそらく、これまで直面した中で最も困難な状況だろう。なぜなら、それは現在進行中の問題であり、消えることも、薄れることもないようだからだ。僕自身、人間である以上いつかは限界が来るものだから、今後2、3ヵ月の間にどんなことをやりたいか、やりたくないか、最終的な答えを出さなければならないだろうね。難しいことだけど、このままでは試合に出る意味がない。健康でなければ、何度も健康について話してきたけど、健康でなければ、テニス人生全体がみじめになってしまうよ」
勝利となった24歳のロワイエは四大大会のシングルス本戦で初白星。2回戦では同じく予選から出場している世界ランク123位の
A・マナリノ(フランス)と対戦する。マナリノは1回戦で同77位の
C・オコネル(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
C・アルカラス(スペイン)や第12シードの
F・ティアフォー(アメリカ)、第14シードの
A・ルブレフらが初戦を突破したが、第8シードの
H・ルーネ(デンマーク)や第9シードの
D・メドベージェフらが敗退。チチパスと合わせて3名の上位シードが姿を消した。
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