テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は30日、男子シングルス3回戦が行われ、ノーシードの22歳
J・ソック(アメリカ)が快進撃を続けている。この日は18歳
B・コリッチ(クロアチア)との若手対決を6-2, 6-1, 6-4のストレートで制し、四大大会初のベスト16進出を決めた。
これまでグランドスラム3回戦が自己最高だったソックが、今大会、台風の目となっている。
1回戦で第10シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで破り勢いに乗ると、2回戦の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)にはセットカウント3-1で勝利して、全仏オープン2年連続の3回戦進出。
3回戦でも好調ソックは持ち味の攻撃的なテニスでコリッチを圧倒した。
コンパクトで肘から引く独特なフォームのフォアハンド、200キロを超えるサービス、常に強気なメンタル面。
先輩
A・ロディック(アメリカ)を彷彿とさせるソックは、コリッチ戦でファーストサービスが入った時に88パーセント高い確率でポイントを獲得し、1度もブレークを許さなかった。さらに5度ブレークして初の16強入り。試合時間は1時間46分だった。
4回戦でソックは、過去の全仏オープンで過去1敗しかしていない第6シードの
R・ナダル(スペイン)に挑戦する。
また、
V・ポスピシル(カナダ)とのペアで今大会のダブルスに第2シードで出場しており、こちらもベスト16入りを果たしている。
一方、完敗のコリッチは、2回戦で第18シードの
T・ロブレド(スペイン)をフルセットで破り、四大大会初の3回戦へ駒を進めていた。
>>全仏オープン男子ドロー表<<
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