男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は14日、男子シングルス3回戦が行われ、第5シードの
錦織圭(日本)が元世界ランク12位の
V・トロイキ(セルビア)に6-4, 6-3で勝利してベスト8進出を決め、今回の試合を振り返った。
試合を振り返って錦織は「今日もきつい試合でしたけど、しっかり勝てて良かったです。」と述べた。
また、今日の試合と13日に行われた2回戦を比較して「昨日よりプレーの内容は良かったので、だいぶリズムに乗れていいテニスが出来ていたと思います。」と自身の試合内容を振り返った。
この試合で錦織はラケットのフィーリングが合わなかったようで、ゲーム中頻繁にラケットを変えていた。また、試合中ストリングテンションをいつもより1ポンド上げて依頼をしていたことについては「ストリングがちょっと緩く感じたので張り替えました。」と述べていた。
今週から
M・チャン(アメリカ)コーチが合流し、何か変わってきたことはあるかという質問に対しては「特には変わっていないですね。内容も良くなってきているので、そんなに変えることはなく順調にやっています。」と現状を話している。
準々決勝に対しては「出だしにしっかり集中して、今日みたいに早くブレークして出来ると良いし、リズムに乗りやすいので、明日も頑張ります。」と意気込みを語った。
準々決勝で錦織は同日に行われた3回戦で接戦の末に勝利した
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。錦織とジョコビッチは過去に5度対戦しており、対戦成績は錦織から見て2勝3敗となっている。
昨年の全米オープン準決勝で対戦した錦織とジョコビッチは、錦織が3-1でジョコビッチを撃破し、男子アジア勢初で自身初となるグランドスラム決勝進出を決めた。
一方世界ランク1位のジョコビッチは、未だタイトルの無い全仏オープンで初優勝、キャリアグランドスラム達成を狙っており、その前哨戦の1つである今大会で優勝を狙う。
(コメントはGAORAから抜粋)
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