男子テニスの11日付ATP世界ランキングが発表され、ムチュア・マドリッド・オープン男子で3連覇を狙っていた
R・ナダル(スペイン)は、
A・マレー(英国)に敗れたことにより400ポイントを失い、2005年5月以来10年ぶりのトップ5転落となる7位となった。
現在28歳のナダルは、これまでキャリア通算65個のタイトルを獲得し、2008年8月には世界ランキングで1位にのぼりつめた。
また、グランドスラムだけでも14度の優勝、更に2008年の北京オリンピック シングルスで金メダルを獲得しており、現役選手唯一のキャリアゴールデンスラムを達成している。
そして、今年に入り今一つ調子を取り戻せていなかったナダルは、ムチュア・マドリッド・オープン男子で本来の力を取り戻した形で決勝進出。しかし、マレーにまさかの完敗を喫し、大会3連覇達成とはならなかった。
ナダルはクレーコートでのプレーを得意としており、5月24日からの全仏オープンでは前人未到となる9度の優勝を飾っている。今年は記録更新となる10度目の優勝を狙う。
全仏オープン10度目のタイトル獲得に向け、前哨戦の1つである現在開催中のBNLイタリア国際男子に第4シードで出場し、2年ぶりのタイトル獲得を狙う。BNLイタリア国際男子で優勝し、全仏オープンV10に向け弾みをつけたいところ。
ナダルが世界ランキングでトップ4に返り咲くにはBNLイタリア国際男子で優勝するしか道はない。
5月11日付のATP世界ランキングは以下の通り。
※()内は先週のポイント
■1位…
N・ジョコビッチ(セルビア)13,845ポイント(13,845ポイント)
■2位…
R・フェデラー(スイス)8,645ポイント(8,635ポイント)
■3位…A・マレー
7,130ポイント(6,120ポイント)
■4位…
M・ラオニチ(カナダ)5,160ポイント(5,070ポイント)
■5位…
T・ベルディヒ(チェコ共和国)5,140ポイント(4,960ポイント)
■6位…
錦織圭(日本)5,040ポイント(5,280ポイント)
■7位…R・ナダル
4,990ポイント(5,390ポイント)
■8位…
D・フェレール(スペイン)4,310ポイント(4,490ポイント)
■9位…
S・ワウリンカ(スイス)3,575ポイント(3,495ポイント)
■10位…
M・チリッチ(クロアチア)3,360ポイント(3,405ポイント)
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