男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は9日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク5位で第4シードの
錦織圭(日本)が第2シードの
A・マレー(英国)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、2年連続の決勝進出とはならなかった。
両者は過去4度対戦しており、今回錦織が敗れたことによって対戦成績を1勝4敗とした。マレーとはクレーコートで初の試合となった。
第1セットは両者サービスキープが続くも、第7ゲームでマレーに2度目のブレークチャンスをものにされ、ペースを崩された錦織には少し焦りが感じられた。錦織はドロップショットやネットプレーなど積極的なプレーを繰り出すも、最後はストロークがアウトしてマレーにブレークされ、第1セットを落とす。
第2セット、第3ゲームで錦織は先にブレークチャンスを掴むと、ボールを散らせてマレーを走らせてからドロップショットでポイントを獲得するという錦織の持ち味が存分に活かされてブレークに成功するも、すぐにブレークバックされ、振り出しに戻される。
その後は両者サービスキープが続き、最後は第10ゲームで錦織のストロークがネットにかかり、マレーにブレークを許して1時間37分で敗れ、決勝進出とはならなかった。
錦織はマレーに2011年の上海マスターズ準決勝、2012年の全豪オープン準々決勝、2013年のスイス・インドア準決勝で敗れており3連敗していたが、昨年のATPワールドツアー・ファイナルズ予選で初の勝利を果たし、連敗をストップした。しかし、5度目の対戦は勝利することは出来なかった。
昨年同大会で錦織は決勝に進出し、ナダルと対戦するも途中棄権で準優勝となっていた。今大会もナダルは決勝に進んでおり、錦織にとっては昨年のリベンジマッチがかかっていたが、惜しくも決勝に進むことは出来なかった。
勝利したマレーは、同日に行われた準決勝で第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)をストレートで下した第3シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
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