男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は10日に行われるシングルス決勝で、第4シードの
錦織圭(日本)を準決勝で下した第2シードの
A・マレー(英国)と第3シードのクレー王者
R・ナダル(スペイン)が対戦する。
両者は今回が21度目の対戦となっており、ナダルはマレーとの対戦成績を15勝5敗としている。過去20回中6回がクレーでの対戦となっており、いずれもクレーを得意とするナダルが勝利している。
ナダルは同大会に2003年から13年連続で出場しており、2005年、2010年、2013年、2014年の4度タイトルを獲得している。昨年の決勝では錦織圭と対戦し、第3セットでの錦織の途中棄権によって大会2連覇を果たしており、今回大会3連覇を狙う。
世界ランク4位のナダルは、2月に行われたアルゼンチン・オープンで今季初優勝を果たしているも、直近では4月に行われたバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルで
F・フォニュイーニ(イタリア)に敗れ、3回戦で姿を消している。
《波乱 ナダル3回戦敗退》一方マレーは、2008年同大会決勝に進出しており、
G・シモン(フランス)を破って優勝を手にしている。今回は2008年以来、7年ぶりの決勝進出を果たした。
今季マレーは、全豪オープン、マイアミ・オープン男子、BMWオープンの3大会で決勝に進出しており、そのうち全豪オープン、マイアミ・オープン男子決勝は
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、どちらも敗れ準優勝となっている。
先日行われたBMWオープン決勝では第5シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)と対戦し、3時間を越える接戦を制して自身初となるクレーコートでのタイトルを獲得している。
《マレー 初クレータイトル獲得》ナダルとマレーの試合は、第3試合(日本時間5月11日深夜2時以降開始)に組まれている。
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