男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は8日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)を6-4, 7-5のストレートで下し、ベスト4進出を決めた。
両者は今回が6度目の対戦となり、マレーはラオニチとの対戦成績を3勝3敗とした。
この試合、第1セットは両者サービスゲームとなるも、第9ゲームでラオニチが2本連続でダブルフォルトを犯し、マレーにブレークポイントが訪れる。最後はラオニチのバックボレーがサイドアウトしてマレーが大きなブレークに成功。
最後はマレーがファーストサービスをしっかり入れてチャンスを作り、フォアハンドのウィナーを逆クロスに決めて先取した。
続く第2セットも両者サービスゲームキープでシーソーゲームとなる。しかし、第11ゲームミスを連発したラオニチの隙をついたマレーが、前後左右にラオニチを揺さぶって攻めてブレークに成功する。
マレーにマッチポイントが来ていたが、ラオニチがリターンエースを決めしのがれる。しかし、最後はラオニチのフォアハンドがアウトし、マレーが勝利をおさめた。
準決勝でマレーは、第4シードの
錦織圭(日本)と対戦する。
過去同大会でマレーは2008年に準決勝で
R・フェデラー(スイス)を破り、決勝では
G・シモン(フランス)に勝利して大会初の優勝を飾っている。しかし、この時のサーフェスはハードコートで、クレーになってからはベスト8進出が最高成績となっている。
先日行われたBMWオープンでは、決勝で
P・コールシュライバー(ドイツ)を接戦の末に下して自身初となるクレーコートでのタイトルを獲得しており、今大会には自信を持って臨んできており、今回は負け越していたラオニチを下してベスト4進出を決めた。
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