男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は8日、シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が第16シードの
J・イズナー(アメリカ)を3-6, 7-6 (9-7), 7-6 (7-1)の逆転で勝利し、大会2年ぶり4度目のベスト4進出を決めた。
両者は今回が9度目の対戦となり、ベルディヒはイズナーとの対戦成績を7勝2敗とした。
この試合、ベルディヒは11本のサービスエースに対して、ビッグサーバーのイズナーは29本ものサービスエースを決めた。
第1セットでベルディヒは、イズナーにブレークを許してしまい、その後イズナーのサービスゲームを崩すことが出来ずに第1セットを落とす。
続く第2セットでは、両者サービスキープのままタイブレークとなり、タイブレークでは先にポイントリードしていたのはベルディヒだが、イズナーにマッチポイントが訪れる。しかしこのピンチをしのいでタイブレークをものにし、勝敗はファイナルセットへと持ち込んだ。
最終セット、第2セット同様、両者サービスゲームを譲らず2度目のタイブレークとなり、イズナーのストロークミスが連発し、ベルディヒがスマッシュを決めてポイントリード。このままベルディヒはイズナーを突き放し、2度のタイブレークを制して2時間9分で勝利をものにした。
準決勝でベルディヒは、第3シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
過去同大会でベルディヒは、2012年の決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れるも準優勝を飾っており、昨年は準々決勝でナダルに敗れてベスト4進出とはならなかった。
一方、敗れたイズナーは、今大会の3回戦で第1シードのフェデラーを撃破した20歳の
N・キリオス(オーストラリア)を下してベスト8進出を果たすも、1度訪れていたマッチポイントをものに出来ず惜しくも敗れた。
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