男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、賞金総額2,265,235ユーロ/優勝賞金457,550ユーロ)は23日、シングルス3回戦が行われ、第2シードで同大会8度の優勝経験を持つ
R・ナダル(スペイン)は第13シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)に4-6, 6-7 (6-8)のストレートで敗れる波乱が起きた。
この試合、第1セット両者サービスキープが続くが、終盤第10ゲームでナダルは3度目のブレークチャンスでブレークを許し第1セットを落とす。
第2セット第1ゲームでナダルは7度目のチャンスでブレークに成功すると、第2ゲームでブレークを許す。第3ゲームで2度目のブレークに成功するが、中盤第8ゲームで追いつかれる。
第9ゲームで3度目のブレークに成功すると第10ゲーム、最後はナダルのスマッシュをフォアハンドで返すスーパーショットを決められ再び追いつかれる。
その後タイブレークに入り、ナダルは2ポイント目でローボレーをミスしミニブレークを許すと、次のポイントではフォニュイーニにフォアハンドを決められ0-3とする。ナダルが1ポイント返すも9ポイント目で再びミニブレークされ、4-6となりフォニュイーニにマッチポイントが訪れる。ナダルは6-6と追いつくも、最後はナダルのフォアハンドがアウトとなり2時間1分で敗れた。
ナダルは17度のウィナーに対し、30度のエラーとミスが目立っていた。またナダルはモンテカルロ・ロレックス・マスターズから黒塗りの新しいラケットを使用している。
両者は6度目の対戦で、ナダルはフォニュイーニに2勝4敗とし、2月に行われたリオ・オープンに続いて2連敗とした。
《ナダルvsフォニュイーニ リオ・オープン準決勝》今季未だ本来の調子を取り戻せていないナダルは、先日行われたモンテカルロ・マスターズで
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるもベスト4進出を決め、今大会前には「自信を取り戻せた」とコメントしていたが、勝率9割を誇る赤土のコートで早期敗退を喫した。
同大会8度の優勝、41連勝を記録したナダルだが昨年は
N・アルマグロ(スペイン)に敗れベスト8、今年はフォニュイーニに敗れ3回戦敗退と振るわなかったが、これから行われるムチュア・マドリッド・オープン、BNLイタリア国際、そして全仏オープンで完全復活を狙う。
勝利したフォニュイーニは準々決勝で第5シードの
F・ロペス(スペイン)を6-3, 6-4で下した
P・アンドゥハル(スペイン)と対戦する。
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