男子テニスで世界ランク2位の
C・アルカラス(スペイン)が28日、30日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の記者会見に登場。3連覇については「考えてない」としながらも、「かなり自信はある」と笑顔で明かした。
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N・ジョコビッチ(セルビア)を破り2連覇を達成した。
今大会で1968年のオープン化以降では
B・ボルグ(スウェーデン)、
P・サンプラス(アメリカ)、
R・フェデラー(スイス)、ジョコビッチに次ぐ史上5人目の3連覇を狙うアルカラスは、この日行われた記者会見で「初戦が待ちきれない」と語った。
「ここに戻ってこれて嬉しい。去年のことを思い出すとすごく美しい気持ちになる。大会が始まるのが楽しみだし、月曜の初戦が待ちきれないよ」
さらに、アルカラスは「恐れずにプレーしてる時は、たぶん1番自由を感じるんだ。何も考えずに、ただ楽しむことだけ考えてる時は、やりたいプレーができるし、楽しめる。そういう時はいつも自分のベストのテニスができてる。たぶん今までで1番自由にプレーできてると思う」と、好調の秘訣を明かした。
また、記者から初めて芝コートでプレーした時の印象を問われたアルカラスは、「初めて芝に立ったのは2019年のローアンプトン・ジュニア。自分でも驚いたよ。いい試合ができたと思う。腹筋を痛めて途中棄権したけど、悪くなかった。芝の最初の試合は、動き方とかプレーの仕方とかが全然違って難しかったけど、準々決勝まで行った。そのあとウィンブルドン・ジュニアでも準々決勝に行った。初めてにしてはいい結果だったと思う。いい経験だったし、新しい感覚だった。もうずいぶん前のことだけどね」と当時を振り返った。
現在は、「芝でプレーするのがすごく好きなんだ。芝で見るテニスが1番美しいと思う。みんなが見せるスタイルもいいし、ボールの音もいい。動きづらいけど、慣れると飛んでるみたいな感覚になる。僕としては、スライス、ドロップショット、ネットプレー、攻撃的なスタイルが好きだから、芝はそのスタイルに合ってる。そこが1番好きなところだよ」と話すアルカラス。
3連覇については「考えてない」としながらも、「かなり自信はある」と笑顔で明かした。
「もちろんタイトルを取りたい。トロフィーを掲げたい。でも3連覇した選手が何人いるかとかは考えてない。ただ、自分が準備できてるか、いい形でスタートできるかを考えてる。かなり自信はあるよ(笑)。でもグランドスラムは2週間と長いし、まずはいい形で入れるように意識してるんだ」
また、「自分にとっては、コート外でいい時間を過ごせるかどうかがすごく大事。オンコートと同じくらいね。コート外で気分が悪かったり、退屈だったり、そこにいたくないと思ってたら、いいプレーはできない。いいチームや家族、友達に囲まれてることで落ち着けるし、それが結果的にいいテニスに繋がってる。両方大事。すごくいいチームに囲まれてることに感謝してるよ」と、チームの存在が自信のプレーに与える影響の大きさも明かした。
なお、27日に行われたドロー抽選の結果、アルカラスは初戦で世界ランク130位の
F・フォニーニ(イタリア)と対戦することが決まっている。
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