テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は23日、男子シングルス3回戦が行われ、第10シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が2006年の準優勝者である
M・バグダティス(キプロス)を4-6, 6-3, 3-6, 6-3, 6-3の逆転の末に下し、4回戦進出を決めた。
ギリシャ系の血を引くバグダティスは、これまでもこのメルボルンではコートに登場すると、ギリシャ系住民の大声援を受けていた。この日も例外なく大声や拍手で賑やかな応援を受けていた。
一方のディミトロフのファンはと言うと、緑と白と赤のブルガリアの国旗を振りながら時にはバグダティスへの声援をかき消すほどの大声援を送るなど、あたかもサッカーの試合かと思うような会場の雰囲気になっていた。
「彼(バグダティス)はいつもここではかなりの人気者なんだ。こんな雰囲気は実は大好きなんだ。そうなるとどんどん気持ちが高ぶって来る。同時にバグダティスのファンが(盛り上がる事で気分が高まり自分の勝ちに繋がってしまうと)間違っている事も証明出来たのは嬉しい事さ。」と、対戦相手の声援さえも味方に付けた事を語っていた。
ディミトロフは4回戦で第6シードの
A・マレー(英国)と対戦する。マレーはこの日、
J・ソウサ(ポルトガル)を6-1, 6-1, 7-5のストレートで下していた。
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