テニスのグランドスラム、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は2日、男子シングルス準々決勝が行われ、第11シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が昨年、77年ぶりに地元優勝を果たし、連覇を狙う
A・マレー(英国)を6-1, 7-6 (7-4), 6-2のストレートで下し、初のグランドスラムベスト4に駒を進めた。
勝利後のインタビューで「今日は試合の前から勝てる感じがしていたんだ、何週間もたくさんの努力をしてきたからね。ディフェンディングチャンピオン相手に最高のプレーが出来て最高の気分だよ。ストレートで勝てたし、明日は休みだ。新鮮な気分で準決勝に臨めるね。」と、喜びと好調ぶりを話している。
またWOWOWが行ったスペシャルインタビューでは飛躍の要因やフェデラーとの共通点などを話している。
芝は得意なサーフェスですか?
「芝は一番得意なサーフェスになりつつある。前哨戦で優勝した手応えは充分だ。気持ちが高まって次の試合が待ちきれないくらいだ」
飛躍の要因であるコーチ、ロジャー・ラシード氏について
「今年のオフシーズンは人生で一番タフだったよ、何週間も休まず猛烈なトレーニングをしたんだ。フィジカルを鍛え上げたしプレーも磨いた。その成果は確実に出ているね。確かな進化を感じていてプレーは向上したし体力面の不安もない。」
プレースタイルが似ているといわれ、ベビー・フェデラーと呼ばれた事について
「フェデラーからは多くの事を学び良い影響を受けたよ、でも今は彼の影響というより自分の個性を活かしたプレーをしている。ここまで長い年月がかかったよ。ただ片手バックハンドというフェデラーとの共通点は残っているね。」
片手バックハンドのコツは?
「まずはボールをよく見ること、一番大事なのは速いスイングだ。ボールから目を離さずにね、あとはあなた次第だよ!」
2008年にウィンブルドンと全米オープン・ジュニアで優勝しているディミトロフは既に今季3勝目、いよいよグランドスラム制覇に近づいてきている。
(コメントはWOWOWから抜粋)《ウィンブルドン公式タオル発売中》
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