男子テニスで世界ランク11位の
錦織圭(日本)は28日から行われるシティ・オープン男子、8月4日から行われるロジャーズ・カップ男子、11日から行われるW&Sマスターズ、1週おいて25日から開幕する全米オープンに向け、カリフォルニアでコーチの
M・チャン(アメリカ)と練習を行っている。
《錦織圭 M・チャンと記事はこちら》これからの活躍によりトップ10返り咲き、そして11月に行われる最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)出場が決まる。
今季の大会獲得ポイント上位8名のみ出場可能なATPワールドツアー・ファイナルのランキングで錦織は現在9位としており、8位の
A・マレー(英国)とわずか30ポイント差、7位の
D・フェレール(スペイン)とは260ポイント差としている。
《最終戦出場のランキングについての記事はこちら》昨年のこの時期、世界ランクを11位とし、自己最高位で迎えた錦織の大会成績は以下のようになっている。
■シティ・オープン男子
・1回戦 免除
・2回戦 勝利
J・ソック(アメリカ) 7-5, 6-2
・3回戦 敗退
M・バグダティス(キプロス) 1-6, 2-6
※第2シードで出場
■ロジャーズ・カップ男子
・1回戦 勝利
P・ポランスキー(カナダ) 4-6, 6-4, 6-2
・2回戦 勝利
A・セッピ(イタリア) 4-6, 7-5, 6-1
・3回戦 敗退
R・ガスケ(フランス) 1-6, 2-6
※第9シードで出場
■W&Sマスターズ
・1回戦 敗退
F・ロペス(スペイン) 4-6, 6-7 (4-7)
※第10シードで出場
■全米オープン
・1回戦 敗退
D・エヴァンス(英国) 4-6, 4-6, 2-6
※第11シードで出場
《錦織 全米オープン1回戦敗退の記事はこちら》目立つ故障は無かったが昨年のこの時期、後半になるにつれ思うような成績を残せていない。
昨年の大会成績より好成績を残せば世界ランキングを上げる可能性が出てくる。同ランキング10位にはマレーがおり、錦織と260ポイント差としている。
またATPワールドツアー・ファイナルに出場するためには
G・ディミトロフ(ブルガリア)やフェレール、マレーなどランキング上位勢よりこれからの大会で好成績を残すことが必須条件となる。
今年に入り、全豪オープンで
R・ナダル(スペイン)を追い込んだ善戦、クレーシーズンでの劇的な飛躍、ウィンブルドン自己最高成績と着実に成績を上げる錦織にとって、これからが重要な時期に入る。
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