男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は30日、シングルス2回戦が行われ、ATPワールドツアー・ファイナル出場権をかけて今大会へ臨んでいる第7シードの
S・ワウリンカ(スイス)が
F・ロペス(スペイン)を6-3, 3-6, 6-3のフルセットで下し、最終戦出場への望みをつないだ。
試合後、ワウリンカは「良いプレーが出来たと感じていたが、第2セットはプレーの質が下がってしまった。それでブレークを許してしまった。ただ目の前のポイントに集中して、自分のテニスをする事だけを考えた。ブレークされた事や第2セットを落とした事は考えないようにしていた。」と、話した。
「簡単な説明だけど、テニスというスポーツはただ1ポイント1ポイントだけを考える事が大切。」
この試合、世界ランク8位のワウリンカはファーストサーブが入った時に91パーセントの高い確率でポイントを獲得した。そして、同29位ロペスのサービスゲームを2度ブレークし、1時間47分で勝利した。
最終戦への望みをつないだ事に関しては「今年が最終戦出場の可能性を持った初めてのシーズン。だから、全てが初めての経験。もしそれが叶ったら、思いもよらないご褒美になる。」と、ワウリンカ。
「同時に、この大会もマスターズ1000大会だから大切な大会。勝ち上がればランキングだって上がる。他の大会同様、ただベストを尽くして大会が終わるまで戦うのみ。それで結果がついてきてくれたら、また来週も試合をするだけ。」
ワウリンカは3回戦で、
I・ドディグ(クロアチア)を6-4, 6-3で下した第12シードの
N・アルマグロ(スペイン)と顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)(14) vs. ●
S・ヒラルド(コロンビア), 7-6, 6-3
○
D・フェレール(スペイン)(3) vs. ●
L・ロソル(チェコ共和国), 6-0, 2-6, 6-3
○J・アイズナー(13) vs. ●
M・プルジシーズニー(ポーランド), 7-6, 4-6, 6-3
○
G・シモン(フランス)(15) vs. ●
N・マウー(フランス), 6-4, 6-7, 7-6
○N・アルマグロ(12) vs. ●I・ドディグ, 6-4, 6-3
○
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(4) vs. ●
M・チリッチ(クロアチア), 6-4, 7-6
○S・ワウリンカ(7) vs. ●F・ロペス, 6-3, 3-6, 6-3
○
R・ナダル(スペイン)(1) vs. ●
M・グラノジェルス(スペイン), 7-5, 7-5
●
F・フォニュイーニ(イタリア)(16) vs. ○
G・ディミトロフ(ブルガリア), 3-6, 7-5, 2-6
●
T・ハース(ドイツ)(11) vs. ○
P・コールシュライバー(ドイツ), 2-6, 2-6
○
R・フェデラー(スイス)(5) vs. ●
K・アンダーソン(南アフリカ), 6-4, 6-4
○
M・ラオニチ(カナダ)(10) vs. ●R・ハース, 6-3, 6-4
○T・ベルディフ(6) vs. ●
P・アンドゥハル(スペイン), 6-2, 7-5
■関連記事■
《フェデラー「素晴らしいニュース」、最終戦12年連続出場確定<BNPパリバ・マスターズ>》《第1シードのナダル「簡単ではない選手」下す<BNPパリバ・マスターズ>》《錦織に敗れたツォンガ「落ち込んでしまったわけではない」<BNPパリバ・マスターズ>》《マレー破ったワウリンカ驚き隠せず「信じられない試合だった」<全米オープン>》《王者ナダル「だから、それを一変したい」<BNPパリバ・マスターズ>》■関連動画■
《トップ10入り目指す錦織特集!世界が驚く活躍に迫る!ATP男子ツアーマガジン Vol.192》《ジョコビッチが史上9人目の偉業を達成!ATP男子ツアーマガジン Vol.190》《芸術的なバックハンドを放つ天才ガスケを特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.187》《フェデラーが不調とラケットチェンジについて語る!ATP男子ツアーマガジン Vol.185》