男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は1日にシングルス準々決勝が行われ、大会2連覇中だった第2シードの
C・アルカラス(スペイン)は第7シードの
A・ルブレフに6-4, 3-6, 2-6の逆転で敗れ準々決勝敗退となり、大会3連覇とはならなかった。
>>メドベージェフ、ルブレフらマドリッドOP組合せ<<20歳で世界ランク3位のアルカラスは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で2連覇を達成しツアー通算13勝目を飾った。しかし、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準々決勝敗退となるとロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)、そして2連覇中だったバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)を右前腕の負傷により欠場した。
不安の残るなか出場した今大会だったが、初戦の2回戦で世界ランク59位の
A・シェフチェンコ(カザフスタン)、3回戦で同63位の
T・セイボスワイルド(ブラジル)、4回戦で第23シードの
J・シュトルフ(ドイツ)を下し8強入りした。
迎えた準々決勝、アルカラスは鋭いストロークを軸にポイントを重ね1度のブレークに成功し第1セットを獲得する。
しかし第2セット、ルブレフに10本のウィナーを決められるなど押し込まれたアルカラスは1度のブレークを奪われ1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、ファーストサービス時に80パーセントの確率でポイントを獲得したルブレフに対しアルカラスはブレークを奪えず。サービスゲームでは2度のブレークを許し、1時間59分で敗れ3連覇の夢は途絶えた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載した。
「今日の彼(ルブレフ)はかなり良かった。今日の彼のサービスは信じられないほどだった。試合中、彼のサービスをブレークするチャンスが何度かあった。僕はそれをものにできなかった。それが試合の鍵だった。でも、今日の彼のゲームは傑出していたと思う」
「僕はすべてのボールで彼を限界まで追い込むことができなかったから、彼は毎回いい位置でボールを打っていたと思う。ルブレフのような選手がいい位置でボールを打てば、勝つためにポイントを決めるのはほとんど不可能だ」
また、負傷している右前腕と次戦のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)について「フォアハンドを打つたびにフィーリングが問題ないかどうか、前腕のことを考えてしまう。痛みもなく前腕のことを考えずにいいフィーリングでローマに行きたいなら、努力しなければならない。でも、そうなるには時間がかかると思う」と言及したが、最後には「ローマでのプレーは大丈夫だと思う」と前向きに語った。
勝利したルブレフは準決勝で第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは準々決勝で第21シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)を下しての勝ち上がり。
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