プロテニス選手協会(PTPA)は4日、フジャイラ オープン(アラブ首長国連邦/フジャイラ、ハード、ATPチャレンジャー)中止後に男子プロテニス協会のATPが提示した有料チャーター便をめぐり声明を発表。選手に追加の経済的負担を課すのは不適切とし、ATPに対し1人あたり2,500ユーロ(約45万円)の負担を要求した。
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N・ジョコビッチ(セルビア)や
V・ポスピシル(カナダ)らが中心となり、2020年に発足。選手の意見をより反映しツアーをより良い方向に進めるためにATPから独立した組織となっている。
フジャイラ オープンは3日、試合中に警報が鳴り同日の試合が中止。会場から約20キロ離れた石油施設で火災が発生したとされ、選手はホテルへ避難した。その後、安全確保が困難と判断され、大会および翌週開催予定だった同名大会の中止が正式に決定。ATPは現地5日発のチャーター便を案内し、費用を1人5,000ユーロ(約91万円)と提示していた。
これに対し、世界ランク170位の
西岡良仁も自身のSNSで「ATP側が全額負担して、選手全員無理やりこの便に乗せて移動させるべき」と投稿するなど、対応を疑問視する声が上がっていた。
そのような中、PTPAは声明を出し、選手に追加の経済的負担を課すのは不適切との立場を示した。
さらにPTPAは、選手がUAEを離れるための費用として1人あたり最大2,500ユーロ(約45万円)を補助すると発表。ATPに対しても残る2,500ユーロの負担を求め、選手を第一に考えた解決策に向け協力するよう呼びかけている。
【中東情勢下における選手の渡航費用についてのPTPA声明】
プロテニス選手協会(PTPA)は、安全面への懸念が続く中でフジャイラ大会の開催が続行された決定について、深い懸念を抱いています。
選手たちは困難で不確実な状況のもとでプレーするよう求められました。
その後、大会が中止となったにもかかわらず、ATPは選手が国外へ出るためのチャーター便を1人5,000ユーロの自己負担で利用する選択肢を提示しています。私たちは、選手のコントロールを超えた状況によって生じた追加の経済的負担を、選手自身が負うのは不適切であると考えます。
選手の安全と福祉は常に最優先されなければなりません。リスクが高まっている状況下で大会を開催するのであれば、安全かつ妥当な移動手段を確保する責任が、アスリートのみに課されるべきではありません。
これを受け、PTPAは選手がUAEを離れるための費用として、1人あたり最大2,500ユーロを補助することを決定しました。選手が自身の安全と経済的安定のどちらかを選ばなければならない状況に追い込まれないよう、この措置を講じます。
私たちはATPに対して、残りの2,500ユーロを負担し、選手を第一に考えた解決策に向けて協力するよう求めます。
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