男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は日本時間1日(現地4月30日)、シングルス4回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場した元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)は第30シードの
J・レヘチカ(チェコ)に5-7, 4-6のストレートで敗れ4回戦敗退となり、2年ぶりの8強入りとはならなかった。
>>【動画】ナダル、マドリッドOPでのラストポイント<<>>シナー、アルカラス、ナダルらマドリッドOP組合せ<<37歳のナダルは今年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶりにツアーに復帰し8強入りしたものの、同大会で左脚を負傷。
その後、公式戦の欠場が続いていたが、4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で約3ヵ月ぶりにツアーに復帰。初戦突破を果たすも2回戦で
A・デ ミノー(オーストラリア)に敗れた。
そして今回、過去5度の優勝を誇るムチュア・マドリッド・オープンに出場したナダルは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク1028位の
D・ブランチ(アメリカ)、2回戦で第10シードのデ ミノー、3回戦で同91位の
P・カチーン(アルゼンチン)を下し4回戦に駒を進めた。
世界ランク31位のレヘチカとの顔合わせとなった4回戦の第1セット、両者ともに終盤までキープを続ける展開に。しかしナダルは第11ゲームでこの試合初のブレークポイントを握られると、最後はレヘチカにボレーを決められブレークを許す。直後の第12ゲームをキープされたナダルはこのセットを落とす。
続く第2セット、第1ゲームでブレークを許したナダルは第3ゲームでも3度のブレークポイントを握られる。それでもここはしのぎ約14分間かけてこのゲームをキープする。
しかし、ナダルはその後レヘチカのサービスゲームを崩すことができず、2時間1分の熱戦の末に力尽き8強入りとはならなかった。
勝利したレヘチカは準々決勝で第3シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは4回戦で第17シードの
A・ブブリク(カザフスタン)を下しての勝ち上がり。
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