男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は30日、シングルス2回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が
M・グラノジェルス(スペイン)との同胞対決を7-5, 7-5のストレートで制し、順当に3回戦進出を決めた。
今季ナダルは、インディアンウェルズ・マドリッド・ローマ・モントリオール・シンシナティと5度のマスターズ1000大会で優勝しており、今大会では1シーズンで6度目の優勝を狙っている。
「今日はあまり良いプレーが出来なかった。2週間は試合から離れていたし、このサーフェスでのプレーも長い間なかったから、ちょっと感覚が違っていたと思う。」
「今日の勝利は、とても嬉しい。簡単ではない選手との対戦だった。そう考えると、とても良い勝利だったし、前向きにとらえられる試合だった。良いプレーが出来た時の勝利より、思うようなプレーが出来なかった時の勝利の方が価値が高いと思う。」
この試合、ナダルはファーストサーブが入った時に86パーセントの高い確率でポイントを獲得し、グラノジェルスに1度もブレークを許さなかった。さらに2度のブレークに成功し、1時間42分で勝利した。
「彼(グラノジェルス)は全ての面で良いプレーをしていた。長いラリーをしてこなかった。ネットにもよく出てきていた。明日の試合は、もっと良いプレーをする必要がある。それまでにしっかり準備したい。」とグラノジェルスのプレーを称賛しつつ、自身のレベルを上げる事も必要だと感じていた。
3回戦でナダルは、第14シードの
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○J・ヤノヴィッツ(14) vs. ●
S・ヒラルド(コロンビア), 7-6, 6-3
○
D・フェレール(スペイン)(3) vs. ●
L・ロソル(チェコ共和国), 6-0, 2-6, 6-3
○J・アイズナー(13) vs. ●
M・プルジシーズニー(ポーランド), 7-6, 4-6, 6-3
○
G・シモン(フランス)(15) vs. ●
N・マウー(フランス), 6-4, 6-7, 7-6
○
N・アルマグロ(スペイン)(12) vs. ●
I・ドディグ(クロアチア), 6-4, 6-3
○
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(4) vs. ●
M・チリッチ(クロアチア), 6-4, 7-6
○
S・ワウリンカ(スイス)(7) vs. ●
F・ロペス(スペイン), 6-3, 3-6, 6-3
○R・ナダル(1) vs. ●M・グラノジェルス, 7-5, 7-5
●
F・フォニュイーニ(イタリア)(16) vs. ○
G・ディミトロフ(ブルガリア), 3-6, 7-5, 2-6
●
T・ハース(ドイツ)(11) vs. ○
P・コールシュライバー(ドイツ), 2-6, 2-6
○
R・フェデラー(スイス)(5) vs. ●
K・アンダーソン(南アフリカ), 6-4, 6-4
○
M・ラオニチ(カナダ)(10) vs. ●R・ハース, 6-3, 6-4
○T・ベルディフ(6) vs. ●
P・アンドゥハル(スペイン), 6-2, 7-5
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