男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は30日、シングルス2回戦が行われ、第5シードの
R・フェデラー(スイス)が
K・アンダーソン(南アフリカ)を6-4, 6-4のストレートで下し、3回戦進出を決めると同時に、12年連続となるATPワールドツアー・ファイナル出場の切符を獲得した。
試合後、フェデラーは「また最終戦への出場権を獲得出来て、今はただ嬉しい。数カ月の厳しい時期を考えると、今がシーズンのハイライトのような気がする。」と、喜びを語った。
加えて「素晴らしいニュース。最終戦への出場は、シーズンの始めに立てた目標の1つ。それが達成出来て嬉しい。今季は目標の多くを達成出来ていなかったから。」と、この10年間で最も悪いと言われるシーズンも振り返った。
最終戦への出場を聞かれたフェデラーは「テニス界で頂点と言える大会。世界のトップ選手達を相手に、自分の才能を発揮する最高の場所。素晴らしいライバル達と、最高の観客の前で、世界で最も優れたアリーナで戦える大会。」と、語った。
「自分にとっては、最終戦の舞台に立てる事はいつも光栄に感じているし、今年もその舞台に戦える事を楽しみにしている。」
「今はまだ良い状態にいる事を実感している。きっと(2月の)ドバイ大会以来だと思う。これはとても良いサインだし、今の時期になってこんなプレーが出来ている事に満足している。」
フェデラーはベスト8進出をかけて、
P・コールシュライバー(ドイツ)と3回戦で対戦する。この日コールシュライバーは第11シードの
T・ハース(ドイツ)を6-2, 6-2で下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)(14) vs. ●
S・ヒラルド(コロンビア), 7-6, 6-3
○
D・フェレール(スペイン)(3) vs. ●
L・ロソル(チェコ共和国), 6-0, 2-6, 6-3
○J・アイズナー(13) vs. ●
M・プルジシーズニー(ポーランド), 7-6, 4-6, 6-3
○
G・シモン(フランス)(15) vs. ●
N・マウー(フランス), 6-4, 6-7, 7-6
○
N・アルマグロ(スペイン)(12) vs. ●
I・ドディグ(クロアチア), 6-4, 6-3
○
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(4) vs. ●
M・チリッチ(クロアチア), 6-4, 7-6
○
S・ワウリンカ(スイス)(7) vs. ●
F・ロペス(スペイン), 6-3, 3-6, 6-3
○
R・ナダル(スペイン)(1) vs. ●
M・グラノジェルス(スペイン), 7-5, 7-5
●
F・フォニュイーニ(イタリア)(16) vs. ○
G・ディミトロフ(ブルガリア), 3-6, 7-5, 2-6
●T・ハース(11) vs. ○P・コールシュライバー, 2-6, 2-6
○R・フェデラー(5) vs. ●K・アンダーソン, 6-4, 6-4
○
M・ラオニチ(カナダ)(10) vs. ●R・ハース, 6-3, 6-4
○T・ベルディフ(6) vs. ●
P・アンドゥハル(スペイン), 6-2, 7-5
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