男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は27日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
R・フェデラー(スイス)は第1シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に6-7 (3-7), 6-2, 4-6のフルセットで敗れ、2年連続の準優勝に終わった。もしフェデラーが優勝していた場合、12年連続で出場を狙っているATPワールドツアー・ファイナルへの出場が確定していた。
決勝戦、第1セットを落とした世界ランク6位のフェデラーは第2セットに入るとサービスの調子を上げ、ファーストサーブが入った時には92パーセントの確率でポイントを獲得し、同5位のデル=ポトロに1度もブレークチャンスを与えず、このセットを取る。
勝敗がかかる第3セットでは、第1ゲームでブレークを許してしまったフェデラーは、その後に鮮やかなネットプレーを披露するもデル=ポトロのサービスゲームでブレークバックする事が出来ず、2時間20分で敗れた。
今回の対戦で、フェデラーはデル=ポトロとの対戦成績を13勝5敗とした。フェデラーは昨年のロンドンオリンピック準決勝で勝利して以来、デル=ポトロに3連敗している。また、フェデラーは昨年のスイス・インドア決勝でもデル=ポトロに敗れていた。
今週から開幕するBNPパリバ・マスターズに第5シードで出場するフェデラーは、2回戦でM・ヨージニと
K・アンダーソン(南アフリカ)の勝者と対戦する。この2回戦でフェデラーが勝利すると、ATPワールドツアー・ファイナルへの出場権を獲得する。
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