男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は23日、シングルス2回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)は世界ランク29位の
I・ドディグ(クロアチア)に1-6, 2-6の完敗を喫し、2回戦で姿を消した。
この試合、錦織はファーストサーブが入った時にポイント獲得率を84パーセントとするドディグのサービスゲームで1度もブレークチャンスを握る事が出来なかった。そして、4度のブレークを許してしまった錦織は、57分で2回戦敗退となった。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は準決勝で第3シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する可能性があったが、その対戦は実現とはならなかった。
2011年のスイス・インドア準決勝で錦織は、
N・ジョコビッチ(セルビア)をフルセットで破る大金星をあげた。決勝ではフェデラーにで敗れるも、準優勝を飾った。昨年は右足首の負傷により欠場した。
勝利したドディグは準々決勝で、
I・カルロビッチ(クロアチア)と
V・ポスピシル(カナダ)の勝者と対戦する。
今大会は錦織の他にもシード勢の早期敗退が相次いでおり、第2シードのT・ベルディフ、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、第5シードの
R・ガスケ(フランス)、第7シードの
A・セッピ(イタリア)は初戦敗退となった。
【錦織圭 スイス・インドア戦歴】
<2013年>
・1回戦 勝利
M・キウディネッリ(スイス), 6-2, 6-4
・2回戦 敗退 I・ドディグ 1-6, 2-6
<2011年>
・1回戦 勝利 T・ベルディフ 3-6, 6-3, 6-2
・2回戦 勝利 A・セッピ 6-3, 7-6 (7-4)
・準々決勝 勝利
M・ククシュキン(カザフスタン) 6-4, 5-7, 6-4
・準決勝 勝利 N・ジョコビッチ 2-6, 7-6 (7-4), 6-0
・決勝 敗退 R・フェデラー 1-6, 3-6
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
○
P・H・マチュー(フランス) vs. ●
D・クドラ(アメリカ), 6-4, 7-5
●R・ガスケ(5) vs. ○
M・ロドラ(フランス), 4-6, 2-6
○V・ポスピシル vs. ●R・ハース, 6-4, 6-4
○
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(1) vs. ●H・ラークソネ, 6-4, 6-4
○
G・ディミトロフ(ブルガリア)(8) vs. ●
R・シュティエパネック(チェコ共和国), 6-3, 6-3
【2回戦】
●錦織圭(6) vs. ○I・ドディグ, 1-6, 2-6
○R・フェデラー(3) vs. ●
D・イストミン(ウズベキスタン), 4-6, 6-3, 6-2
■関連記事■
《勝利の錦織「いい思い出がある」<スイス・インドア>》《錦織と可能性あった第2シードが初戦で姿消す<スイス・インドア>》《錦織「もったいなかった」、今季は残り2大会》《錦織に元世界1位がインタビュー「松岡が世界へ導いてくれた」「メダルを獲りたい」》《錦織圭「修造さんには怒られましたが、今の原動力」》■関連動画■
《ジョコビッチが史上9人目の偉業を達成!ATP男子ツアーマガジン Vol.190》《芸術的なバックハンドを放つ天才ガスケを特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.187》《フェデラーが不調とラケットチェンジについて語る!ATP男子ツアーマガジン Vol.185》