男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は22日、シングルス1回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)が世界ランク175位で32歳のベテラン
M・キウディネッリ(スイス)を6-2, 6-4のストレートで下し、2回戦進出を決めた。両者は今回が初の対戦だった。
この試合、錦織は9本のダブルフォルトを犯すキウディネッリの隙をつき、15度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、1時間31分で勝利した。
2011年のスイス・インドア準決勝で、錦織は
N・ジョコビッチ(セルビア)を破る大金星をあげた。決勝では
R・フェデラー(スイス)にストレートで敗れるも、準優勝を飾る活躍をみせた。
試合後、錦織は「ここには、いい思い出がある。」と、コメントした。
2回戦で錦織は、
C・ベルロク(アルゼンチン)と
I・ドディグ(クロアチア)の勝者と対戦する。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は準々決勝で第2シードのT・ベルディフ、準決勝では第3シードのフェデラーと対戦する可能性がある。
今大会の第1シードは
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第2シードはベルディフ、第3シードはフェデラー、第4シードは
S・ワウリンカ(スイス)、第5シードは
R・ガスケ(フランス)、第6シードは錦織、第7シードは
A・セッピ(イタリア)、第8シードは
G・ディミトロフ(ブルガリア)となっている。
また、世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)は疲労の蓄積により欠場を表明している。
今年の10月、錦織は楽天ジャパン・オープンにディフェンディングチャンピオンとして出場するも、準々決勝で好調
N・アルマグロ(スペイン)にフルセットで敗れてしまい、大会2連覇とはならなかった。
その後は上海マスターズに出場するも
JW・ツォンガ(フランス)にストレートで敗れ、3回戦敗退となった。
【錦織圭 スイス・インドア戦歴】
<2011年>
・1回戦 勝利 T・ベルディフ 3-6, 6-3, 6-2
・2回戦 勝利 A・セッピ 6-3, 7-6 (7-4)
・準々決勝 勝利
M・ククシュキン(カザフスタン) 6-4, 5-7, 6-4
・準決勝 勝利 N・ジョコビッチ 2-6, 7-6 (7-4), 6-0
・決勝 敗退 R・フェデラー1-6, 3-6
■関連記事■
《錦織「もったいなかった」、今季は残り2大会》《錦織圭「修造さんには怒られましたが、今の原動力」》《錦織に元世界1位がインタビュー「松岡が世界へ導いてくれた」「メダルを獲りたい」》《連覇逃した錦織「最後は腰が痛くて」<楽天ジャパン・オープン>》■関連動画■
《ジョコビッチが史上9人目の偉業を達成!ATP男子ツアーマガジン Vol.190》《芸術的なバックハンドを放つ天才ガスケを特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.187》《フェデラーが不調とラケットチェンジについて語る!ATP男子ツアーマガジン Vol.185》