男子テニスで世界ランク18位の
錦織圭(日本)が自身の公式ブログで、ジュニア時代に指導してくれた
松岡修造(日本)について綴った。
5歳からラケットを握った錦織は、2001年に全国選抜ジュニアと全国小学生大会で優勝を飾り、松岡修造らが主催する『修造チャレンジ』へ参加する。
当時について、錦織は「修造さんにはたくさん怒られましたが、それが今の原動力になっています。修造さんの場合は怒るというか、愛と情熱を持って叱ってくれるので、心に響きます。」と、綴った。
13歳で単身渡米を決意した錦織は、2007年に17歳9カ月でプロへ転向した。その後は松岡修造の数々の記録を塗り替える。
2008年のデルレイビーチ国際テニス選手権で錦織は、予選を勝ち抜いて本戦出場。決勝では元世界ランク4位の
J・ブレイク(アメリカ)を逆転で破り、ツアー大会で初のタイトルを獲得した。日本人男子のツアー優勝は、1992年に韓国オープンを制した松岡修造以来16年ぶりの快挙となった。
世界ランキングでは、2011年10月に松岡修造が持つ日本人最高ランクである46位を抜き30位へ浮上。また、今年6月には自己最高の11位を記録した。
さらに2012年の全豪オープンで錦織は、1995年のウィンブルドンで8強入りした松岡修造以来17年ぶりの日本人男子グランドスラムベスト8進出を果たした。
現在23歳の錦織はツアー大会で3度の優勝を飾っており、今年のムチュア・マドリッド・オープン男子では3回戦でグランドスラム歴代最多17度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)を破る大金星をあげた。
その後の全仏オープンでは
R・ナダル(スペイン)にストレートで敗れるも、日本男子として1938年の中野文照以来75年ぶりの4回戦進出を果たした。
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