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男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は29日、シングルス2回戦が行われ、第8シードのJW・ツォンガ(フランス)はノーシードの錦織圭(日本)に6-1, 6-7 (4-7), 6-7 (7-9)の大接戦の末に敗れ、2回戦敗退が決まると同時に、来週から行われるATPワールドツアー・ファイナル出場の可能性はなくなった。
この試合、第3セットのタイブレークで世界ランク9位のツォンガは2度のマッチポイントを握るも、同19位の錦織にしのがれてしまう。そして、最後ツォンガはダブルフォルトを犯してしまい、2時間27分の激闘に幕が下りた。
第3セットでは、明らかにツォンガのフットワークが悪化。自分で太ももをマッサージしたりストレッチする姿がありながらも、この試合15本ものサービスエースを記録した。
来週開催される今季獲得ポイントの上位8選手しか出場権が与えられないATPワールドツアー・ファイナルへの出場権をかけて、今大会に臨んでいたツォンガ。今年はA・マレー(英国)が既に欠場を表明しているため、9位まで出場権が与えられるが、ツォンガは現時点で10位におり、今回の敗戦で出場の可能性が消滅した。
ツォンガは「彼(錦織)はピンチも上手くしのいでいた。なぜなら、自分が勝利目前で勝てる試合だったから。彼は大切なポイントの時に、本当に安定したプレーをしていた。」と、話した。
「今日は、今後も常にしなければならないようなテニスが出来たから、落ち込んでしまったわけではない。」
「将来を考えても、まだ出来る事があると信じている。もちろん、肉体的にももっと改善しなければならないけど、オフシーズンではもっと激しいトレーニングが必要。第1セットのように安定したプレーが出来るようにしたい。」
ツォンガに勝利した錦織は、3回戦で第9シードのR・ガスケ(フランス)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
●M・ロドラ(フランス) vs. ○G・ディミトロフ(ブルガリア), 7-6, 3-6, 3-6
○M・プルジシーズニー(ポーランド) vs. ●J・ニエミネン(フィンランド), 6-3, 7-6
○N・マウー(フランス) vs. ●A・ドルゴポロフ(ウクライナ), 7-6, 6-1
○P・アンドゥハル(スペイン) vs. ●V・ポスピシル(カナダ), 6-4, 2-6, 6-4
●E・ロジェ=ヴァセラン(フランス) vs. ○I・ドディグ(クロアチア), 6-7, 4-6
●D・ツルスノフ(ロシア) vs. ○M・グラノジェルス(スペイン), 4-6, 4-6
○K・アンダーソン(南アフリカ) vs. ●M・ヨージニ(ロシア), 4-6, 7-6, 2-1 (途中棄権)
【2回戦】
○R・ガスケ(9) vs. ●F・ベルダスコ(スペイン), 7-5, 6-7, 6-3
●JW・ツォンガ(8) vs. ○錦織圭, 6-1, 6-7, 6-7
○N・ジョコビッチ(セルビア)(2) vs. ●PH・ハーバート(フランス), 7-6, 6-3
○J・ヤノヴィッツ(ポーランド)(14) vs. ●S・ヒラルド(コロンビア), 7-6, 6-3
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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