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男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は29日、シングルス2回戦が行われ、2度のマッチポイントをしのいだ錦織圭(日本)が第8シードのJW・ツォンガ(フランス)を1-6, 7-6 (7-4), 7-6 (9-7)で下し3回戦進出を決め、試合後にツォンガ戦を振り返った。
この試合、第3セットのタイブレーク6-7でツォンガに2度目のマッチポイントを握られた錦織は、セカンドサービスでのエースを決めて、このピンチをしのぐ。そして、この試合初のマッチポイントを握った錦織は、最後ツォンガのダブルフォルトにより、ゲームセットとなった。試合時間は2時間27分だった。
崖っぷちからの勝利を飾った錦織は「最後まで押され気味のテニスだったけど、しっかり大事なポイントを取った。最後はラッキーもあり、この長い試合を勝てたのは嬉しい。」と、勝利の喜びを語った。
そして「ファイナルセットはサーブで押され、何度か握ったブレークチャンスがある中でブレーク出来なかった。もどかしい展開から、勝てて良かった。」と、苦しい中での勝利だった事を明かした。
今回の対戦で、錦織はツォンガとの対戦成績を3勝1敗とした。両者は今月行われた上海マスターズ3回戦で対戦し、その時はツォンガがストレートで勝利していた。
3回戦で錦織は、第9シードのR・ガスケ(フランス)と対戦する。ガスケはこの日、F・ベルダスコ(スペイン)を7-5, 6-7 (6-8), 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
●M・ロドラ(フランス) vs. ○G・ディミトロフ(ブルガリア), 7-6, 3-6, 3-6
○M・プルジシーズニー(ポーランド) vs. ●J・ニエミネン(フィンランド), 6-3, 7-6
○N・マウー(フランス) vs. ●A・ドルゴポロフ(ウクライナ), 7-6, 6-1
○P・アンドゥハル(スペイン) vs. ●V・ポスピシル(カナダ), 6-4, 2-6, 6-4
●E・ロジェ=ヴァセラン(フランス) vs. ○I・ドディグ(クロアチア), 6-7, 4-6
●D・ツルスノフ(ロシア) vs. ○M・グラノジェルス(スペイン), 4-6, 4-6
○K・アンダーソン(南アフリカ) vs. ●M・ヨージニ(ロシア), 4-6, 7-6, 2-1 (途中棄権)
【2回戦】
○R・ガスケ(9) vs. ●F・ベルダスコ, 7-5, 6-7, 6-3
●JW・ツォンガ(8) vs. ○錦織圭, 6-1, 6-7, 6-7
○N・ジョコビッチ(セルビア)(2) vs. ●PH・ハーバート(フランス), 7-6, 6-3
○J・ヤノヴィッツ(ポーランド)(14) vs. ●S・ヒラルド(コロンビア), 7-6, 6-3
【錦織圭 BNPパリバ・マスターズ戦歴】
<2012年>
・1回戦 Bye
・2回戦 勝利 B・ペール(フランス) 7-6 (7-2), 6-2
・3回戦 敗退 G・シモン(フランス) 棄権
<2011年>
・1回戦 敗退 S・スタコフスキ(ウクライナ) 4-6, 3-6
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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