女子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額２００万ドル、ハード）は２０日、シングルス２回戦全８試合が行われ、第６シードのＰ・クヴィトバ（チェコ共和国）が元世界ランク１位のＡ・イバノビッチ（セルビア）を7-5, 7-6 (7-1)で下し、準々決勝進出を決めた。
試合後、クヴィトバは「試合の出だしは、とても良いテニスが出来ていたの。ミスも少なくて、全てが上手くいっていた。でも“今後もずっとこの展開じゃないはず”って自分でも思っていたわ。思った通り、アナ（イバノビッチ）が攻撃的なプレーを始めたの。彼女のサーブの調子が上がると同時に、自分のサーブのレベルが下がってしまって、苦戦を強いられてしまったわ。彼女は、徐々に反撃を始めて、緊張が増してしまったの。それでも、こうして勝利を収める事が出来た事には、喜びを感じているわ。」と、苦戦を強いられた状況を説明していた。
一方、敗れたイバノビッチは「彼女（クヴィトバ）は、最高のスタートを切っていた。自分も特に悪いわけではなかった。本当に質の高い試合になった。どのセットも終盤で掴んだチャンスを活かし切る事が出来なかった事には、とても落胆している。それでも、こうして接戦を演出出来たのは良かった。本当にちょっとの差が勝敗が分かれてしまったわ。」と、クヴィトバのプレーを称賛しつつも、自分のテニスにも満足していた。
クヴィトバは準々決勝で、第３シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）と対戦する、
この日行われた試合結果は以下の通り。
●Ｓ・ウィリアムズ（アメリカ）(2) vs ○Ｍ・バルトリ（フランス）, 棄権
○Ａ・ラドワンスカ(3) vs ●Ｙ・プチンツェバ, 7-5, 6-3
●Ａ・ケルバー（ドイツ）(4) vs Ｒ・○ビンチ, 5-7, 1-6
○Ｓ・エラーニ（イタリア）(5) vs ●Ｓ・キルスチャ（ルーマニア）, 6-4, 6-4
○Ｐ・クヴィトバ(6) vs ●Ａ・イバノビッチ, 7-5, 7-6 (7-1)
○Ｓ・ストザー（オーストラリア）(7) vs ●シェ・シュウェイ（台湾）, 6-4, 6-0
○Ｃ・ウォズニアキ（デンマーク）(8) vs ●ジェン・ジー（中国）, 6-0, 6-1
●Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） vs ○Ｎ・ペトロワ（ロシア）, 6-1, 6-0
今大会の優勝賞金は４４万２１９８ドル。
【ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権 準々決勝をライブ配信！！】
２月２１日(木) １９：００～
第１試合 サマンサ・ストザー (7) vs. ロベルタ・ビンチ
第２試合 サラ・エラーニ (5) vs. ナディア・ペトロワ
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(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年2月21日15時03分）
試合中にアラーム鳴る珍事 
