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女子テニスツアーのカタール・オープン(カタール/ドーハ、賞金総額236万9000ドル、ハード)はシングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位で第13シードのA・イバノビッチ(セルビア)がT・パスゼック(オーストリア)を6-1, 6-2のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
第1セット、イバノビッチは1度もブレークをパスゼックに許さず、2度のブレークに成功し、このセットを先取。第2セット、序盤でブレークを許したものの、2ブレークしたイバノビッチは、ゲームカウント4-2とリードする。続く第7ゲームもブレークしたイバノビッチは、1時間6分でパスゼックを退けた。
「彼女(パスゼック)とは、もっとタフな試合になると思っていたの。これまでも何度か厳しい試合を強いられたから。でも、出だしから積極的な良いプレーが出来たし、これまで取り組んでいた事をしっかり出来た。フォアハンドで主導権を握れていたから、そのプレーを続けたわ。それがとても上手くいった試合だった。」とイバノビッチは、勝因を分析していた。
再び世界のトップクラスへの返り咲きを目指すイバノビッチは「オフシーズンには、かなりトレーニングを積んだから、それが結果につながって欲しい。昨年は、良い形でプレーが出来た大会がいくつかあったけど、結局上位進出に至らなかった。だから、今年はしっかり結果に結びつけたい。しっかり練習をしなければならない事も学んだし、かつてのレベルにどうしても戻りたい。何度も何度もチャレンジしていきたい。」と、語った。
また、イバノビッチは「今のトップ選手達に対等に戦えるだけのレベルに、自分のテニスが戻ってきている事を本当に感じるの。もし、そうじゃなかったら、こうして戦い続けていないわ。それがとてもエキサイティングなの。これが今年の最大のゴール。」と、明確な目標を設定して今季に臨んでいる事もコメントしていた。
イバノビッチは3回戦進出をかけて、O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)を6-1, 6-0で下したS・ハレプ(ルーマニア)と2回戦で対戦する。
今大会は64ドローで行われており、16選手がシードとしてエントリーしている。その内、上位シード選手8名が1回戦を免除されているため、2回戦から登場する。
第1シードがV・アザレンカ(ベラルーシ)、第2シードにS・ウィリアムズ(アメリカ)、第3シードにM・シャラポワ(ロシア)、第4シードにA・ラドワンスカ(ポーランド)、第5シードにA・ケルバー(ドイツ)、第6シードにS・エラーニ(イタリア)、第7シードにP・クヴィトバ(チェコ共和国)、第8シードにS・ストザー(オーストラリア)と続く。
世界ランク1位のアザレンカは、T・ピロンコバ(ブルガリア)とR・オプランディ(スイス)の勝者と2回戦で顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○C・ウォズニアキ(デンマーク)(10) vs. ●M・ユギッチ=サルキッチ(ボスニア), 6-1, 6-2
○A・イバノビッチ(13) vs. ●T・パスゼック, 6-1, 6-2
●A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) vs. ○D・ガブリロワ(ロシア), 6-4, 3-6, 3-6
○M・バーテル(ドイツ) vs. ●Y・プチンセワ(カザフスタン), 6-4, 6-2
●ジェン・ジー(中国) vs. ○An・ロディオノワ(オーストラリア), 2-6, 3-6
○C・ガルシア(フランス) vs. ●F・アル=ナブハニ, 6-2, 6-3
○S・ハレプ vs. ●O・ゴヴォルツォバ, 6-1, 6-0
○S・クズネツォワ(ロシア) vs. ●B・マテック=サンズ(アメリカ), 7-6 (7-1), 6-4
また今大会のダブルスには青山修子(日本)がM・モウルトン=レヴィとのペアでエントリーしており、火曜日に行われる1回戦でV・レプシェンコ(アメリカ)/M・ニクルスク(ルーマニア)組と対戦する。
今大会の優勝賞金は、シングルス42万6000ドル、ダブルス12万2000ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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