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女子テニスツアーのカタール・オープン(カタール/ドーハ、賞金総額236万9000ドル、ハード)は11日に初日を迎え、今週発表の最新の世界ランクで再び10位とトップ10への返り咲いた第10シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がラッキールーザーのM・ユギッチ=サルキッチ(ボスニア)を6-1, 6-2で一蹴して、2回戦へ駒を進めた。
元世界ランク1位のウォズニアキは、第1セットの第1ゲームでユギッチ=サルキッチをブレークを許すも、そこから10ゲームを連取して6-1, 4-0と試合の主導権を握った。その後もブレークバックを許さなかったウォズニアキは、1時間で勝利をものにした。
ウォズニアキは「これまでも言っていたように、どんな大会でも初戦というのは難しいもの。特に1度も対戦した事のない知らない選手になると余計にね。ただ自分のテニスだけに集中するようにしたの。」と、語った。
さらに「良いサーブも打てたし、リターンも全体的に良かったと思う。今日の自分のプレーには、とても満足しているわ。」と、ウォズニアキ。
今週のランキングで186週目となるトップ10在位を記録したウォズニアキだが、ランキングだけにこだわっていないとコメントしている。「良いプレーをしたら、ランキングは自動的についてくるもの。だから、良い感触でボールを打つ事を第一に考えているの。」と、自分のテニスに重きを置いている事を明かした。
この日は、実の父であるピオトル氏がコートサイドで見守っていた。子供の頃から父をコーチにつけていたウォズニアキだったが、昨年はリカルド・サンチェス氏をコーチに雇い入れたものの、全米オープン後には再びピオトル氏をコーチの座に戻していた。
「常に一緒にいてくれる人が必要だって感じたの。それが自分にとって最も大事な事だって。始めは、それがはっきりわからなかった。これまでも多くの事を成し遂げてきたし、目標も達成してきた。良い関係が築けて信頼出来る人物で、私の事を良く知っている人を近くに置いておきたいという事が、今は大事なの。それを選択してた結果、今の状態になった。」とウォズニアキは、父を再びコーチとして帯同する経緯を説明していた。
ウォズニアキは2回戦で、S・キルスチャ(ルーマニア)と主催者推薦で出場のO・ジャブールの勝者と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○C・ウォズニアキ(10) vs. ●M・ユギッチ=サルキッチ, 6-1, 6-2
○A・イバノビッチ(セルビア)(13) vs. ●T・パスゼック(オーストリア), 6-1, 6-2
●A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) vs. ○D・ガブリロワ(ロシア), 6-4, 3-6, 3-6
○M・バーテル(ドイツ) vs. ●Y・プチンセワ(カザフスタン), 6-4, 6-2
●ジェン・ジー(中国) vs. ○An・ロディオノワ(オーストラリア), 2-6, 3-6
○C・ガルシア(フランス) vs. ●F・アル=ナブハニ, 6-2, 6-3
○S・ハレプ(ルーマニア) vs. ●O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ), 6-1, 6-0
○S・クズネツォワ(ロシア) vs. ●B・マテック=サンズ(アメリカ), 7-6 (7-1), 6-4
今大会の優勝賞金は、シングルス42万6000ドル、ダブルス12万2000ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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