HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーの最終戦であるコモンウェルス・バンク・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ブルガリア/ソフィア、ハード、賞金総額75万ドル)は31日、予選ラウンドロビン3試合が行われ、グループ・セルディカから行われた試合では、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第4シードのR・ビンチ(イタリア)を6-3, 6-1の快勝で退け、過去唯一の対戦で敗退していたウォズニアキがそのリベンジを果たした。
昨年の8月に行われたカナダはトロント大会で、当時世界ランク1位だったウォズニアキは、初戦となった2回戦で当時22位のビンチに4-6, 5-7のストレート負けを喫していた。しかも、第2セットはゲームカウント5-1とリードしセットポイントまで握ってからの逆転負けだった。
この日のウォズニアキは、終始試合の主導権を握っていた。第1セットで握られたブレークポイントを2度退けると、試合を通して1度もブレークをビンチに許さず、第1セットでは1度、第2セットでは3度のブレークをビンチから奪い、68分で勝利を飾った。
「集中を維持するという点では、とても難しい試合だった。彼女(ビンチ)はバックハンドのスライスを多用して、フォアハンドになるととてもフラットにボールを打ってくるから、とてもリズムを作りずらい相手。だから自分のサーブとリターンにしっかり集中するように努めて、攻撃的な姿勢を貫いたの。」とウォズニアキは、試合後のインタビューで試合中の心境を語っていた。
昨シーズンのほとんどを世界1位で過ごしたウォズニアキだったが、今年の全米オープンの1回戦敗退後に世界ランク11位とトップ10落ち。しかし、その後はこの日の勝利を含め16勝2敗と好調さを取り戻していた。今大会で予選ラウンドロビンを全て勝利し、決勝トーナメントでも決勝戦へ進むと、現在同ランク10位であるM・バルトリ(フランス)を抜いて再びトップ10入りをして今シーズンを終えることができる。
「トップ10へ返り咲くことは素晴らしいけど、それはここでの一番のゴールではない。今日のようなテニスができたことは本当に嬉しいし、コートで自分自身のプレーを楽しむこともできた。また、自分のテニスを取り戻した気持ちだし、思うようなプレーがまたできるようになっている。今は、ただこの大会での優勝を目指している。それには、目の前の1試合1試合に集中するだけ。」
と今の目標を語るウォズニアキは、これで予選ラウンドロビンを2勝0敗とした。現地木曜日には予選最後の試合で第7シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)と対戦する。敗れたビンチは1勝1敗となり、同じく木曜日に予選最後の試合として第5シードのシェ・シュウェイ(台湾)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下通り。
【グループ・セルディカ】
C・ウォズニアキ (1) ○-× R・ビンチ (4), 6-3, 6-1
【グループ・スレデツ】
N・ペトロワ(ロシア) (2) ○-× ジェン・ジー(中国) (6), 6-3, 6-3
M・キリレンコ(ロシア) (3) ○-× T・ピロンコバ(ブルガリア) (8), 6-1, 6-4
(翻訳/弓削忠則)
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.