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男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額89万2000ドル、クレー)は日曜日に決勝を行い、ノーシードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が、第2シードのR・ガスケ(フランス)を6-4, 7-5で破り、見事ツアー初優勝を果たした。
自らのサービスゲームで74%の確率でポイントを取り、優勝した19歳のデル=ポトロは、「信じられない。子供の頃から、トーナメントで優勝するのが夢だった。そして今、車まで手に入れた。」とタイトルとその副賞である新車を前に喜びを語った。
今回のデル=ポトロを含め、今大会ではアルゼンチン勢が強さを発揮することでも知られており、2003年にはG・コリア(アルゼンチン)が、2004年にはG・カニャス(アルゼンチン)がそれぞれ優勝している。
ツアー初優勝までの道程で、デル=ポトロはシード選手から3連勝を収めており、準々決勝で第4シードのP・コールシュライバー(ドイツ)、準決勝で第8シードのE・シュワンク(アルゼンチン)、そして決勝で第2シードのガスケを破っている。
一方、2本のブレークチャンスを握りながら、それを活かすことなく敗れたガスケは、「彼(デル=ポトロ)におめでとうと言いたい。僕も最初の優勝を覚えているし、(優勝は)重要なステップだよ。」と若きチャンピオンに賛辞を惜しまなかった。
決勝では敗れはしたものの、ガスケにとっても今大会は復活への足がかりとなりそうだ。これまでツアー5勝を挙げ、昨年のウィンブルドンでベスト4に進出しているガスケは、今年の2月には世界ランク7位まで駆け上がっていたが、そこから不振に陥り、今大会前までは準々決勝進出が1回だけで、同ランクも15位まで落としていた。
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