男子プロテニス協会のATPは13日に公式サイトを更新し、元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)のコメントを掲載した。ナダルは8日に行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)男子シングルス決勝について「歴史に残る試合だった」と述べた。
>>【動画】アルカラス 劇的逆転勝利!世界1位シナー撃破の瞬間!<<>>西岡 良仁vsハンフマン 1ポイント速報<<39歳のナダルは現役時代、全仏オープンでマッチ112勝4敗を記録し、歴代最多となる14度の優勝を成し遂げた。クレーコートでの圧倒的な強さから「赤土の王者」と呼ばれたナダルは、昨年惜しまれつつ引退。先月25日には同大会の会場で引退セレモニーも行われた。
このセレモニーから2週間後に行われた今年の全仏オープン男子シングル決勝では、世界ランク1位の
J・シナー(イタリア)と同2位の
C・アルカラス(スペイン)が激突。試合は同大会の決勝史上最長となる5時間29分に及ぶ死闘の末にアルカラスがシナーを2セットダウンから4-6, 6-7 (4-7), 6-4, 7-6 (7-3), 7-6 (10-2)の逆転で破り、オープン化以降では史上8人目となる大会2連覇を成し遂げるとともに、四大大会で5度目のタイトルを獲得した。
後世に語り継がれる名勝負となったこの試合について、ナダルがチャリティゴルフトーナメントに登場した際に残したコメントをATPが掲載している。
「歴史に残る試合だった。カルロス(アルカラス)の勝利は心から嬉しい。壮観な決勝戦で、とても興奮した。あと一歩のところでシナーが優勝していたというところから、彼が優勝を勝ち取ったことは本当に嬉しい」
「ヤニック(シナー)の気持ちもよく分かる。彼にとって非常に厳しい試合だったにもかかわらず、彼は完璧な態度を保ち、堂々とした振る舞いを見せた」
「テニスという競技はどの選手よりも重要だ。グランドスラムのチャンピオンは毎年誕生し、それぞれが独自の道を歩んでいく。常に新しいスターが登場する。そして、今回この2人が誕生した。彼らは今、他の選手をはるかに凌駕する存在であり、偉大なチャンピオンであることを証明している。その点で、テニスは良い方向に進んでいる」
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