テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は22日、女子シングルス3回戦が行われ、第1シードで女王の
S・ウィリアムズ(アメリカ)が世界ランク69位で18歳のD・カサキナ(ロシア)を6-1, 6-1のストレートで下し、ベスト16進出を果たした。
>>全豪オープン対戦表<<>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<この試合、ファーストサービスが入った時に96パーセントでポイントを獲得し、カサキナに1度もブレークチャンスを与えず、わずか44分で圧勝した。
今大会はセリーナにとって昨年の全米オープン以来の公式戦。全米オープンでは1年に四大大会全てを制する年間グランドスラムをかけて臨むも、準決勝で当時世界ランク43位の
R・ビンチ(イタリア)にまさかの敗戦を喫し、偉業達成を逃していた。
現在34歳のセリーナは今大会で優勝すると、自身が昨年に作った同大会の最年長優勝記録を更新することになる。昨年は決勝で第2シードの
M・シャラポワ(ロシア)をストレートで下しての優勝だった。
4回戦では世界ランク58位の
M・ガスパリョン(ロシア)と対戦する。ガスパリョンは1回戦で第17シードの
S・エラーニ(イタリア)、2回戦で世界ランク94位の
奈良くるみ(日本)、3回戦で同76位の
Y・プチンセワ(カザフスタン)を破り、自身初の4回戦進出を果たしている。
一方、敗れたカサキナは昨年の全豪オープンでは予選から勝ち上がり3回戦に進出するなど、昨シーズンに大きく飛躍を遂げ、2014年終了時に370位だった世界ランクを現在は69位まで上げている。
今月上旬に行われたASBクラシックの1回戦で世界ランク8位の
V・ウィリアムズ(アメリカ)を破る波乱を起こしていた。
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