女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク41位の
Y・プチンセワ(カザフスタン)を6-3, 6-4のストレートで破り、4年連続4度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見でシフィオンテクは今季限りでの引退を示唆する男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)のセレモニーに感情的になったと明かした。
>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNLイタリア国際組合せ<<>>ジョコビッチ、メドベージェフらBNLイタリア国際組合せ<<前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)では、決勝で
A・サバレンカとの世界ランク1位2位対決を制して優勝を果たしたシフィオンテク。BNLイタリア国際では2021年・2022年に2連覇を達成しているが、3連覇をかけて臨んだ昨年大会では準々決勝で
E・ルバキナ(カザフスタン)に敗れている。
今大会では初戦となる2回戦で世界ランク77位の
B・ペラ(アメリカ)を6-0, 6-2のストレートで下し初戦を突破した。
そして3回戦の第1セット、第2ゲームで2度のブレークポイントを掴むも活かせなかったシフィオンテク。それでも第6ゲームでブレークに成功するとサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをラブゲームでキープし先行する。
続く第2セット、開始から3ゲームを連取されたシフィオンテクは第6ゲーム、4度のブレークポイントを握られるも凌ぐと最後は強烈なフォアハンドショットを叩き込みサービスキープ。直後の第7ゲームでブレークバックに成功するとそのまま4ゲームを連取し1時間46分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「彼女(プチンセワ)はリズムを大きく変えてくるので手強い相手。リターンではベースラインの2メートル後ろにいて、彼女はそれを使い分けることができる。タッチもいいし、それが彼女をトリッキーにしていると思う」と語った。
また、自身のアイドルであるナダルが今季限りでの引退を示唆していることに感情的になっていると認め、前週のムチュア・マドリッド・オープンでのセレモニーでは涙を流したことを明かしている。
「複雑な感情よ。私はまだ若いから、彼の状況を正確に理解するのは難しい。でも、私はマドリッドでの彼のセレモニーを見て泣いたわ。彼は幸せそうだったし、それが一番大事なことだと思う」
勝利したシフィオンテクは4回戦で元世界ランク1位の
A・ケルバー(ドイツ)と対戦する。ケルバーは3回戦で世界ランク72位の
A・サスノビッチを6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)、第7シードの
ジェン・チンウェン(中国)、第18シードの
M・キーズ(アメリカ)、第28シードの
S・シルステア(ルーマニア)、世界ランク126位の
P・バドサ(スペイン)、同173位の
大坂なおみが16強に駒を進めた。
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