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男子テニスの国別対抗戦であるARAG・ATP世界チーム選手権(ドイツ/デュッセルドルフ、賞金総額75万ユーロ、クレー)は17日、ラウンドロビン第1戦の2日目を行い、アメリカとオーストラリアが勝敗を決めるダブルスを行い、J・アイズナー(アメリカ)/S・クエリー(アメリカ)組がC・ボール(オーストラリア)/P・ハンリー(オーストラリア)組を5-7, 6-4, [10-8]の逆転で下し、レッドグループのアメリカに勝利をもたらした。
16日のシングルスでクエリーがP・ルクザック(オーストラリア)を、L・ヒューイット(オーストラリア)がアイズナーを下し1勝1敗で迎えていたこの日、第1セットを接戦の末に奪われたアメリカは第2セットで巻き返しに成功。10ポイント先取のスーパー・タイブレークで争われる第3セットでは、終始サーブで圧倒するアイズナーとクエリーの前にオーストラリア・ペアは1時間16分で敗れ去った。
同じくレッドグループのチェコ共和国とスペインの対戦では、第2シングルスが行われ、T・ベルディフ(チェコ共和国)がN・アルマグロ(スペイン)を6-7 (4-7), 6-4, 6-4の逆転で倒し、前日のJ・ハジェク(チェコ共和国)に続いて勝利を飾り、ダブルスにもつれ込むことなく2勝目を上げてチェコ共和国が勝利を決めた。ハジェクはD・ヒメノ=トラバー(スペイン)をストレートで下していた。
ベルディフは第1セットをタイブレークの末に落としたものの、第2セットからギアを上げ、続く2セットを連取して2時間10分の接戦で母国に勝利をもたらした。この結果、レッドグループのラウンドロビンでは、アメリカとチェコ共和国が1勝を獲得となっている。
ブルーグループでは、1985年のチャンピオンのフランスと地元のドイツの戦いは、初日のシングルスでJ・シャーディ(フランス)がP・コールシュライバー(ドイツ)を、A・ベック(ドイツ)がP・H・マチュー(フランス)を下し1勝1敗で終えていた。勝敗がかかるダブルスでは、シャーディ/N・マウー(フランス)組がコールシュライバー/C・カス組を6-3, 3-6, [10-5]で退け、フランスが勝利を獲得した。
カスは「とてもがっかりしたのは明らかさ。でもこの大会の良いところは、負けても終わりじゃないんだ。それがラウンドロビンの利点だね。」と、敗戦しても次の試合へと望みを繋げていた。
もう1つのブルーグループの試合では、過去3度の優勝を誇るアルゼンチンと昨年のチャンピオンであるセルビアが対戦。この日は第2シングルスを行い、J・モナコ(アルゼンチン)がV・トロイキ(セルビア)を1-6, 6-3, 7-6 (7-3)で下し、前日のH・ゼバロス(アルゼンチン)に続きアルゼンチンが勝利、2勝目を上げてアルゼンチンが勝利を決めた。ザバロスはF・クライノビッチをストレートで破っていた。
モナコはあっさり第1セットを奪われると、第2セットではサーブの調子を上げ1度もブレークポイントを握られない展開で試合を振り出しに戻した。第3セットでは、トロイキが先にブレークに成功し5-3とリード、第9ゲームでマッチポイントを握るも、モナコが粘りを見せ試合をタイブレークへと持ち込んだ。その後、流れがモナコに傾き、2時間24分でモナコが勝利を手中に収めた。
その後行われたダブルスでは、トロイキ/N・ジモンイッチ(セルビア)組がE・シュワンク(アルゼンチン)/ゼバロス組を6-1, 3-6, [10-5]で破りセルビアが一矢報いた。この結果、ブルーグループのラウンドロビンではフランスとアルゼンチンが1勝目を決めた。
18日からはラウンドロビンの第2戦がスタートする。レッドグループはアメリカとスペイン、チェコ共和国とオーストラリアが対戦。一方、ブルーグループでは、アルゼンチンとドイツ、フランスとセルビアが対戦する。
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