3月4日から6日にかけて行われる男子国別対抗戦のデビスカップ ワールドグループ1回戦でアメリカを地元へ招くオーストラリアは、ウィルス性疾患のために欠場するかもしれない
N・キリオス(オーストラリア)に代わって、監督である
L・ヒューイット(オーストラリア)が出場する可能性を示唆している。
ヒューイットは、1月に行われた全豪オープンを最後に20年間のプロテニス人生に終止符を打っていた。ヒューイットは2回戦で
D・フェレール(スペイン)の前に敗退。
「彼(ヒューイット)は引退したと思ってはいるが、他の選手達よりボールを打っている。」とコーチのJ・ストルテンバーグは試合会場であるクーヨンで語った。
「監督が出場する可能性を感じて、実際にコートに立っているのは初めてのこと。彼は素晴らしいチームメイトだし、必要なことは何でもやってくれる。例えそれがプレーすることでもコートサイドで応援していることでも。彼が出場するとは思ってはいないが、これからの24時間でどうなるか待つしかない。」
20歳のキリオスは2日、クーヨンの芝での40分間の練習の時に普段通りの休憩をとっていた。ベンチに座りメルボルンの午後の熱波のうだるような中、タオルを頭からかけて休憩していた。
キリオスの母のニルは、先週行われたドバイ大会の準決勝の
S・ワウリンカ(スイス)との試合を途中棄権してから、キリオスがひどいウィルスに悩まされていたことを明かしていた。
ニルは「彼(キリオス)はちょっと疲れていて、まだ回復途中にいる。ベストを尽くそうとはしているけど、ここへ連れてくるのは難しかった。他の選手のことを考えると話し合いが必要だと思う。」と述べていた。
もし、キリオスか
B・トミック(オーストラリア)が4日のシングルスへ出場出来なかった場合、
S・グロス(オーストラリア)が出場する準備は出来ている。グロスは5日に行われるダブルスで
J・ピアース(オーストラリア)と組んで出場することになっていた。
2日には会場で、アメリカを代表するダブルスのスペシャリストである
B・ブライアン(アメリカ)と
M・ブライアン(アメリカ)も練習をしていた。
ヒューイットの出場の可能性を問うと、マイクはアメリカ・チームとしては驚きではないという。
「彼はこれまでも多くの試合に出ていた。シングルスもダブルスも。だから我々は何が起きても準備は出来ている。でも、もし彼がオーストラリアのために戦うなら、それはオーストラリアにとっても悪い選択ではないと思う。彼はレジェンドだし、コートに立つのも何ら問題はないだろう。」とマイクは語っていた。
両チームは、ドローパーティーへ向けて3日の朝には選手の最終登録をしなければならない。
(STATS - AP)
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