男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は日本時間4日(現地3日)、シングルス4回戦が行われ、第4シードの
B・シェルトン(アメリカ)が第13シードの
F・コボッリ(イタリア)を6-4, 4-6, 7-6 (7-1)の激闘の末にフルセットで破り、初のベスト8進出を果たすとともに、ツアーレベルでマッチ100勝目を挙げた。
>>大坂 なおみvsスビトリナ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ ナショナル・バンクOP組合せ<<>>【賞金】大坂 なおみ 4強入りするといくら稼ぐ?<<22歳で世界ランク7位のシェルトンが同大会に出場するのは3年連続3度目。過去2度の出場ではいずれも3回戦敗退となっていた。
今大会は初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク94位の
A・マナリノ(フランス)、3回戦で第25シードの
B・ナカシマ(アメリカ)を下して4回戦へ駒を進めた。
23歳で世界ランク17位のコボッリとの顔合わせとなった4回戦の第1セット、シェルトンは1度ブレークを許したものの、自身は2度のブレークを果たし先行する。しかし第2セットでは第3ゲームでブレークを奪われ、リターンゲームでは1度もブレークポイントを握ることなくこのセットを取り返される。
迎えたファイナルセット、第5ゲームで痛恨のブレークを許しリードを奪われたシェルトンだったが、自身から4-5となった相手のサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックに成功。勢いに乗るシェルトンはその後、突入したタイブレークでわずか1ポイントしか落とさず勝利を収めた。
また、この勝利によりシェルトンはツアーレベルでマッチ100勝を達成した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシェルトンのコメントが掲載されている。
「本当に厳しい試合だった。第3セットでブレークされて『もうダメだ』と思ったし、彼(コボッリ)のプレーも良かった。でももう1度自分にチャンスを与えて、それをしっかりものにできた。そこからは一気に走り抜けた感じ」
「今日は自分の最大の武器であるサーブとフォアハンドの1球目が不調だった中で、ラリーで粘って、リターンを何とかコートに返し続けたことが勝因だったと思う。試合内容というより、精神的な強さと、あきらめずに戦い続ける“しぶとさ”が勝ちにつながったんだと思う」
勝利したシェルトンは準々決勝で第9シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する。デ ミノーは4回戦で第7シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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