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元全日本女王の秋田史帆 現役引退

秋田史帆
秋田史帆(2020年の全日本テニス選手権)
画像提供: 安藤晃
女子テニスで2020年の全日本テニス選手権女王でもある秋田史帆が3月末で現役を引退することが18日、所属する株式会社テニスラウンジから発表された。

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36歳の秋田は、18年間の現役生活の中で2017年に自己最高位となる世界ランク221位を記録。

2020年の全日本テニス選手権では、決勝で日比野菜緒を破り優勝。2021年には国別対抗戦の日本代表にも選出された。

発表によると秋田は高いレベルを目指すにあたり、自身の中に「戦う覚悟」が残っていないことに気づき引退を決断。

また、本人の希望により、公式戦での引退試合は実施しないという。

理由は、これまで18年間、高いレベルを目指して日々の練習やトレーニングに向き合い、常に真剣勝負の舞台で戦ってきたなかで、引退が決まった状態で公式戦を「引退試合」として出場することは、自分自身の競技に対する姿勢に嘘をつくことになるのではないかと感じたためとしている。もし引退試合を行うのであれば、公式戦ではなくエキシビションやイベントのような形で行うとした。

発表には秋田のメッセージが掲載されている。

【ファンの皆様へ】
プロになった当初は右も左も分からず、「結果さえ出せばいい」という思いで一心不乱に邁進し、皆様と距離を置いていた時期もありました。

しかし近年、会場で「オンコートの姿からは想像できないほど話しやすい」と言っていただくことが増え、自分自身の変化を実感するようになりました。

そんな不器用で頑固な私を、変わらず愛し、応援し、支えてくださった皆様との出会いによって、私自身も成長させていただくことができました。

心より感謝申し上げます。

【ジュニア選手たちへ】
夢を追う過程は綺麗なものばかりではありません 。勝てない日、怪我、周囲との比較など、私も何度も立ち止まりました。それでも、「自分で決めた目標に向かって本気で向き合った時間は、必ず自分の財産になる」と断言できます。

勝ちに貪欲になりながらも、勝つことだけがすべてではなく、テニスを通してどんな人間になるか、その過程も大切にしてほしいと思います。心と身体を大切にしながら、長くテニスを楽しんでください。

【これまでお世話になった皆様へ】
手術を伴う怪我や思うような結果を残せない時期も、温かく支えてくださった皆様のご支援があったからこそ、36歳まで選手生活を続けることができました。

また、指導してくださったすべてのコーチ、トレーナー、スポンサーの皆様がリレーのバトンのように想いを繋いでくださったからこそ、今の私があります。皆様とともに「秋田史帆」という一つの作品を創り上げていただいたと感じています。これからもご縁を大切に歩んでまいります。

【今後の活動について(2026年4月以降)】
今後の活動については、まず2026年を「恩返しの一年」にしたいと考えています。

イベントなどを通して多くのテニス愛好家の皆様と直接関わらせていただきながら、プライベートレッスンや選手へのサポートなど、指導という形でも関わっていけたらと思っています。

その中で、自身の競技生活で得た経験をどのように還元できるのか、またこれから何をしていきたいのかを模索しながら、私自身も多くのことを学ばせていただく一年にしたいと考えています。


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