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テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝 オーストラリア対カザフスタンは１９日にシングルス２試合が行われ、Ｓ・グロス（オーストラリア）とＬ・ヒューイット（オーストラリア）が勝利。この結果、通算３勝２敗としたオーストラリアが準決勝進出を決めた。

大会初日、オーストラリアから１９歳のＴ・コキナキス（オーストラリア）と２０歳のＮ・キリオス（オーストラリア）が出場するも共に敗れたため、０勝２敗とカザフスタンに王手をかけられる。

２日目はヒューイットとビッグサーバーのグロスがダブルスに出場し、ストレート勝ちをおさめて１勝２敗。

勝敗がかかる３日目、グロスがカザフスタンのエースＭ・ククシュキン（カザフスタン）を6-3, 7-6 (8-6), 4-6, 7-6 (8-6)で振り切り２勝２敗、ヒューイットへ望みをつなぐ。この試合でグロスは２９本のサービスエースを叩きつけた。

そしてヒューイットが、大会初日にキリオスを破ったＡ・ネドビエソッフ（カザフスタン）を7-6 (7-2), 6-2, 6-3のストレートで下し、オーストラリアのベスト４進出を決めた。

初日は０勝２敗と崖っぷちに追い込まれたオーストラリアだったが、最後は大黒柱のヒューイットが劇的な勝利をおさめて幕が下りた。勝利の瞬間、ヒューイットは大の字になって喜びを爆発させた。

今季、元王者のヒューイットは怪我などにより思うような結果を残せておらず、現在の世界ランキングは２７９位。また、来年の全豪オープンを最後に引退することを表明している。

オーストラリアは、９月１８日から行われる国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準決勝でイギリスとフランスの勝者と対戦する。

【大会１日目】
・シングルス第１試合：Ｔ・コキナキス ×-○ Ｍ・ククシュキン
・シングルス第２試合：Ｎ・キリオス ×-○ Ａ・ネドビエソッフ

【大会２日目】
・ダブルス第１試合：Ｓ・グロス/ Ｌ・ヒューイット ○-× Ａ・ゴルベフ（カザフスタン）/ Ａ・ネドビエソッフ

【大会３日目】
・シングルス第１試合：Ｓ・グロス ○-× Ｍ・ククシュキン
・シングルス第２試合：Ｌ・ヒューイット ○-× Ａ・ネドビエソッフ

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