男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は8日、シングルス準決勝が行われ、第2シードで世界ランク5位の
錦織圭(日本)が第3シードで同8位の
M・チリッチ(クロアチア)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で下し、大会初の決勝進出を決めた。さらに今季3勝目に王手をかけると同時に、昨年の全米オープン決勝の雪辱を果たした。
両者は今回が通算9度目の対戦、錦織はチリッチに6勝3敗とした。昨年の全米オープン決勝ではストレートで敗れグランドスラム初優勝を逃していた。
約11カ月ぶりとなった両者の対決、リベンジに燃える錦織だったが、チリッチの強烈なサービスにリターンのタイミングが合わず、第1セットを落としてしまう。
第2セットでは第3ゲームを終えた時点で左太ももの治療を受けた錦織だったが、不安を感じさせないプレーで試合の主導権を握り始め、ファイナルセットへ持ち込む。
ファイナルセット、序盤でリードした錦織は第8ゲームでブレークバックを許すも、第9・10ゲームを連取して勝利を手にした。
今年メンフィス・オープンで3連覇、バルセロナ・オープンで2連覇、アビエルト・メキシコ・テルセルで準優勝を飾っている錦織は、決勝戦で第8シードの
J・イズナー(アメリカ)とノーシードの
S・ジョンソン(アメリカ)の勝者と対戦する。
イズナーには今年のマイアミ・オープンで敗れており、ジョンソンには過去3連勝している。
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