テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝 イギリス対フランスは17日、シングルス2試合が行われ、イギリスは
J・ワード(英国)が敗れるも、その後登場したエース
A・マレー(英国)が勝利したことにより、初日は1勝1敗で翌日に行われるダブルスに繋いだ。
イギリスはワールドグループ1回戦でアメリカを下し、昨年準優勝のフランスはドイツに勝利しての勝ち上がり。
第1試合に登場した世界ランク89位のJ・ワードは、同11位の
G・シモン(フランス)と対戦し、ファーストサービスが入った時に79パーセントの確率でポイントを獲得。しかし、シモンに左右へ走らされる苦しい展開で主導権を握られた。
試合を通して55本もの凡ミスを犯したワードは、シモンに5度ブレークされて4-6, 4-6, 1-6のストレートで先にフランスに1勝を許した。
続く第2試合に登場したのは世界ランク3位のマレー。コートに登場した瞬間、イギリスで行われている会場から大きな声援が送られた。
マレーは
JW・ツォンガ(フランス)と対戦し、ファーストサービスが入った時に82パーセントと高い確率でポイントを獲得。ウィナーではツォンガが33本に対してマレーは25本だったが、50本もの凡ミスを犯したツォンガに比べ、マレーは22本と半分以下だった。
第1セットの終盤でブレークして先行したマレーは、第2セットでツォンガに先にブレークされてしまう。しかし、得意のリターンですぐにブレークバックに成功し、ツォンガのセットポイントをしのいでタイブレークで連取する。
第3セットの最終ゲームでは、ツォンガのスマッシュをマレーが拾い、ネット前のツォンガの横を抜くスーパーショットを披露し、会場を沸かせた。そして最後はサービスでツォンガを圧倒し、7-5, 7-6 (12-10), 6-2のストレートでイギリスに1勝をもたらし、初日は1勝1敗で翌日に行われるダブルスに繋いだ。
イギリス対フランス戦の組み合わせは以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:J・ワード ×-○ G・シモン
・シングルス第2試合:A・マレー ○-× JW・ツォンガ
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:D・イングロット/
J・マレー(英国) vs
R・ガスケ(フランス)/
N・マウー(フランス)【大会3日目】
・シングルス第1試合:A・マレー vs G・シモン
・シングルス第2試合:J・ワード vs JW・ツォンガ
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