テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は10日、男子シングルス準決勝が行われ、第3シードの
A・マレー(英国)が第2シードの
R・フェデラー(スイス)に5-7, 5-7, 4-6のストレートで敗れ、2年ぶり2度目の決勝進出とはならなかった。
『選手使用のオフィシャルタオル』2013年に初優勝を飾っていたマレーはこの日も安定したプレーを披露していた。「悪い試合をしたわけではない。良いテニスもしていた。」とマレーは自身のプレーについて語っていた。
試合直前のコイン・トスではマレーに選択権が与えられたが、マレーはサービスではなくリターンを選んだ。これまでここウィンブルドンで7度の優勝を誇るフェデラーにリターンからプレッシャーをかけようとしていた。
その作戦は成功するかと思われた。第1ゲームでフェデラーから1度ブレークポイントを握ったが、それを取りきれなかったマレーは、その後はフェデラーの完璧と言えるようなサービスゲームを展開されてしまった。
「第1ゲームを除けば、彼(フェデラー)は素晴らしいサービスゲームを展開していた。ほとんどチャンスを握らせてくれなかった。そしてそれが徐々にプレッシャーになって行き、セットが進むにつれて大きくなって行った。」とマレー自身もほとんどのサービスゲームで好プレーを見せていたが、プレッシャーを感じていた事を明かしていた。
「多くの選手がサービスを先に選択する。また多くの選手がレシーブを先に選択する。それはそれぞれの選手の好みによるもの。今日は素晴らしいサービスを放っていた選手に有利に進んでいた。彼のサービスが良かったのであって、彼が最初にサービスを打ったからではない。」とマレー自身もフェデラーのサービスの好調ぶりを認めていた。
(STATS - AP)
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