テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は10日、男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク1位で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が3年連続の決勝進出を果たした。第21シードの
R・ガスケ(フランス)に7-6 (7-2), 6-4, 6-4のストレート勝ち。試合後に「夢のようだ」と話す王者ジョコビッチは、2連覇と大会3度目の優勝に王手をかけた。
この試合、12本のサービスエースと46本のウィナーを決めたジョコビッチは「とてもいいパフォーマンスだった。準決勝はいつだってタフ。夢のようだ。」とコメント。果敢に攻めてきたガスケについては「今大会いいプレーをしていた。彼(ガスケ)にもチャンスはあった。」と話した。
トレーナーを呼び、左肩を治療していたことについては「心配ない。」と好調をアピール。
決勝でジョコビッチは、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第3シードの
A・マレー(英国)の勝者と対戦する。もしフェデラーとの決勝戦の場合は、昨年と同カードとなる。
ジョコビッチは2011年のウィンブルドン決勝で
R・ナダル(スペイン)を破り初優勝。2013年はマレーに決勝で敗れるも、2014年の決勝ではフェデラーとの激闘を制して2度目の頂点に立った。
今年の全豪オープンでは2年ぶり5度目の優勝を飾り、その後に出場したマスターズ4大会でタイトルを獲得する圧倒的な強さを光らせていた。しかし、全仏オープンでは決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れ、生涯グランドスラム達成を阻まれてしまった。
迎えた今大会、4回戦では第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)に大苦戦するも、2日間の死闘を制して辛くも8強入り。準々決勝では昨年の全米オープン覇者で第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)に完勝していた。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>ウィンブルドン対戦表<<
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