テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は9日、女子シングルス準決勝が行われ、第4シードの
M・シャラポワ(ロシア)は第1シードで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)に2-6, 4-6の完敗、2011年以来4年ぶりの決勝進出とはならなかった。女王セリーナに17連敗目を喫して落胆するシャラポワは、試合後に女子プロテニス選手として申し分のない行動をとった。
2004年に初優勝を飾ってからウィンブルドンでのタイトル獲得に見放されているシャラポワ。2011年は決勝進出を果たすも、
P・クヴィトバ(チェコ共和国)に敗れて準優勝に終わった。
そして、この日の準決勝では圧倒的な強さを誇るセリーナに挑戦したが、第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許す。そこから試合の流れはセリーナに傾き、13本のサービスエースと29本ものウィナーを叩き込まれ、4年ぶりの決勝進出を阻まれてしまった。
両者は今回が通算20度目の対戦で、シャラポワは対セリーナ戦を2勝18敗とした。
試合後、完敗を喫すも笑顔で握手を交わし、勝者のセリーナを称えた。
その後、手を振りセンターコートを去るシャラポワの表情は落胆し、下を向いていた。その時、1人の観客からサインを求められる。シャラポワは嫌な顔一つせずサインに応じ、世界で活躍する女子プロテニス選手としての行動をとった。
この敗戦から、シャラポワが今後のハードコートシーズンでどんな活躍を見せてくれるかに注目が集まる。
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