テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は8日、男子シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)のBIG4に加え、第21シードの
R・ガスケ(フランス)がベスト4へ駒を進めた。
【トップハーフ】
昨年覇者のジョコビッチは、第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)に6-4, 6-4, 6-4の完勝で6年連続のベスト4進出を決めた。3年連続の決勝進出をかけて、ガスケと準決勝で対戦する。
ガスケは準々決勝でBIG4の対抗馬で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)を6-4, 4-6, 3-6, 6-4, 11-9のフルセットで下し、2007年以来8年ぶりの全英4強入りを決めている。
ジョコビッチとガスケは今回が通算13度目の顔合わせ。過去の対戦成績はジョコビッチから見て11勝1敗。ガスケが最後に勝利したのは2007年まで遡る。
【ボトムハーフ】
2012年以来3年ぶりのウィンブルドン制覇を狙うフェデラーは、第12シードの
G・シモン(フランス)を6-3, 7-5, 6-2のストレートで下し、2年連続のベスト4進出を果たした。準決勝ではマレーと激突する。
マレーは準々決勝でノーシードの
V・ポスピシル(カナダ)に6-4, 7-5, 6-4のストレートで勝利し、2年ぶり6度目の4強入りを決めた。
フェデラーとマレーは今回が通算24度目の対戦。過去はフェデラーから見て12勝11敗。
2012年のウィンブルドンで優勝して以降、四大大会のタイトル獲得に見放されているフェデラーは、今大会で歴代最多8度目のウィンブルドン優勝を狙う。過去のウィンブルドンでは2003-2007・2009・2012年にタイトルを獲得している。昨年は決勝でジョコビッチにフルセットで敗れ、準優勝に甘んじた。
一方のマレーは2013年のウィンブルドンで四大大会2度目の優勝を果たしており、今年は2年ぶりのタイトル獲得を狙う。
決勝進出をかけた男子シングルス準決勝2試合は、現地10日に行われる予定。
BIG4の一角である第10シードの
R・ナダル(スペイン)は、2回戦で
D・ブラウン(ドイツ)に敗れている。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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