テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、ウィリアム王子とキャサリン妃、さらに元イングランド代表のデビッド・ベッカムが観戦する中、第3シードの
A・マレー(英国)は
V・ポスピシル(カナダ)に6-4, 7-5, 6-4のストレートで勝利し、6度目のベスト4進出を決めると同時に、2013年以来2年ぶりの全英制覇まであと2勝とした。
センターコートで行われた準々決勝、雨により2度の中断となるも、集中力を切らさなかったマレーはポスピシルに格の違いを見せつけ、8度のブレークチャンスから3度のブレークに成功してストレート勝ちをおさめた。
世界ランク3位のマレーは、2012年の全米オープンでグランドスラム初優勝。2013年のウィンブルドンでは決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を下して四大大会2度目のタイトル獲得。この全英制覇は1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりの地元優勝だった。
昨年のウィンブルドンでは2連覇を狙うも、準々決勝で
G・ディミトロフ(ブルガリア)にストレートで敗れた。
2年ぶりの優勝を狙うマレーは、準決勝で第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。両者は今回が通算24度目の激突で、過去の対戦成績はマレーから見て11勝12敗。
一方のフェデラーは2012年のウィンブルドンで優勝して以降、四大大会のタイトル獲得に見放されおり、今大会で歴代最多8度目のウィンブルドン優勝を狙う。これまではグランドスラム歴代最多17勝、今大会前哨戦のゲリー・ウェバー・オープンでキャリア通算86勝目をあげている。
この日フェデラーは1番コートで第12シードの
G・シモン(フランス)にストレートで勝利して4強入り。この試合は俳優のブラッドリー・クーパーが観戦していた。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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