テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、今年の全仏王者で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)は第21シードの
R・ガスケ(フランス)に4-6, 6-4, 6-3, 4-6, 9-11のフルセットで敗れ、大会初のベスト4進出を逃した。また、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との準決勝「因縁対決」は実現しなかった。
今大会で1セットも落とさずに8強入りしていたワウリンカだったが、ガスケとの片手バックハンド対決に屈した。
準々決勝、ワウリンカは22本のサービスエースと73本のウィナーを決めるも、48本もの凡ミスを犯してしまった。最後、力尽きたワウリンカはバックハンドをアウトさせてしまい、激闘に終止符が打たれた。
試合終盤はガスケの体力面に限界が見え始め、ワウリンカにとってはチャンスだったが、ガスケの思い切りの良いストロークにおされてしまった。
もしワウリンカがウィンブルドンで初のベスト4へ進出していた場合、準決勝ではジョコビッチとの「因縁対決」となっていた。
今年の全仏オープン決勝でワウリンカとジョコビッチは激突。結果はキレのあるストロークを放ち続けたワウリンカが初の全仏制覇を果たすと同時に、ジョコビッチの生涯グランドスラム達成を阻止した。そのため、ジョコビッチにとってワウリンカは脅威。
しかし全仏オープン決勝と同カードとなる「ワウリンカ vs ジョコビッチ」のウィンブルドン準決勝は実現しなかった。
一方、準決勝でジョコビッチと対戦するガスケは、ウィンブルドンで2007年以来8年ぶりのベスト4進出を決めた。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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