テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は10日、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が2年連続の決勝進出を果たすと同時に、歴代最多8度目の優勝まであと1勝とした。第3シードの
A・マレー(英国)とのBIG4対決に7-5, 7-5, 6-4のストレート勝ち。決勝は昨年と同カードとなる第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と激突する。フェデラーにとって2試合連続のBIG4対決となる。
試合を終えたフェデラーは「大変だった。集中して1ゲーム1ゲームを戦い、常にブレークを狙っていた。」とコメント。準決勝では1度もブレークを許さないサービスゲームを展開し、20本のサービスエースを叩きつけた。さらに10度のブレークチャンスから3度のブレークに成功。
「マレーはリターンが素晴らしいからプレッシャーを与えた。色んなショットを織り交ぜ、ネットに出てポイントをとるプレーを続けた。観客は4・5セットの試合を期待していたかもしれないけど、ストレートで終わったね。」と話すフェデラーは、全盛期を彷彿とさせるキレのあるテニスで56本ものウィナーを決め、2時間7分で決勝進出を果たした。
フェデラーは今回の勝利でマレーとの対戦成績を13勝11敗とした。
「サーブの調子が良い。」とコメントするほど今大会フェデラーのサービスは絶好調で、ブレークされたのは第12シードの
G・シモン(フランス)との準々決勝のみとしている。
決勝で対戦するジョコビッチには昨年フルセットで敗れており、フェデラーはその時のリベンジを狙う。両者の対戦成績はフェデラーから見て20勝19敗、今回が40度目の激突。
「ジョコビッチはベストプレーヤー。今シーズンで何度が戦っている。お互い決勝を楽しみにしているんじゃないかな。」
2012年のウィンブルドンで優勝して以降、四大大会のタイトル獲得に見放されているフェデラーは、今大会で歴代最多8度目のウィンブルドン優勝を目指す。過去のウィンブルドンでは2003-2007・2009・2012年にタイトルを獲得。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>ウィンブルドン対戦表<<
■関連ニュース■
・大一番フェデラーvsマレー・フェデラーも苦戦したサーブ・フェデラーが股抜きショット
■最新ニュース■
・「夢のようだ」ジョコ連覇王手
・錦織 ラブサイケからエール・落胆シャラポワ 試合後の行動