テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、3年ぶりの四大大会優勝を狙う第2シードの
R・フェデラー(スイス)が危なげなく3回戦進出を果たした。元世界ランク17位の
S・クエリー(アメリカ)に6-4, 6-2, 6-2の快勝。この試合、第2セットの第7ゲームでフェデラーはクエリーの頭上を越す股抜きのスーパーショットを披露して観客を沸かせた。
この日、凡ミスを10本におさえたフェデラーは32本のウィナーを決めてクエリーを圧倒し、1時間26分で勝利を手にした。
3回戦でフェデラーは、ノーシードの
S・グロス(オーストラリア)と対戦する。
ビッグサーバーのグロスは1回戦で第31シードの
J・ソック(アメリカ)に勝利して勢いに乗ると、2回戦では
J・ダックワース(オーストラリア)をストレートで破り3回戦へ駒を進めている。
33歳のフェデラーは2012年のウィンブルドンで優勝して以降、四大大会のタイトル獲得に見放されており、今大会では歴代最多8度目の優勝を狙う。ウィンブルドンの前哨戦であるゲリー・ウェバー・オープンでは大会8度目のタイトルを獲得し、キャリア通算86勝を成し遂げた。
昨年のウィンブルドンでは決勝進出するも、
N・ジョコビッチ(セルビア)にフルセットで敗れ準優勝に甘んじている。
一方、敗れたクエリーは現在の世界ランキングを36位とするも、2011年には17位を記録した実力者。ツアー大会では7勝しており、強烈なサービスとフォアハンドを武器とする。前哨戦のAEGONノッティンガム・オープンでは準優勝を飾り今大会に出場していたが、フェデラーに完敗する結果となった。
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