テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、ビッグサーバーで知られる世界ランク69位の
S・グロス(オーストラリア)は第2シードの
R・フェデラー(スイス)に4-6, 4-6, 7-6 (7-5), 2-6で敗れ、四大大会初のベスト16進出とはならなかった。この日グロスは、得意のサービスでフェデラーを苦しめた。
27歳のグロスは、2012年の下部大会である韓国チャレンジャーで時速263キロのサービスを叩き出しており、これは世界最速記録となっている。
その記録を持つグロスは、今大会1回戦で第31シードの
J・ソック(アメリカ)を下して勢いに乗ると、2回戦では
J・ダックワース(オーストラリア)との同胞対決をストレートで制してグランドスラム2度目の3回戦進出を果たした。
3回戦では昨年のファイナリストであるフェデラーとセンターコートで対戦。臆することなくサーブ&ボレーで攻め続け、サービスエースは21本を記録した。この日最速となった236キロのサービスを放った時には会場からどよめきが起きるほど破壊力抜群。
また、サービス時にトスアップを何度もやり直し、その度に「SORRY(ソーリー)」とフェデラーに対して謝っていた。最後はフェデラーのリターンを返球することが出来ずゲームセットとなった。
勝利したフェデラーは、4回戦で第20シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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